段ボールに眠る鉄道模型を紹介する御幸山工場です。今回入場した機関車は1981年に関水金属から発売されたEH10です。

 

旧型電機ながら箱型の車体と重厚な前面が印象的な機関車でした。購入したのは学生時代、名古屋市西区庄内通にあったショッピングシティの一角に鉄道模型を扱うモデルガンのお店がありました。ショウウインドの隅に置かれていたこの機関車の存在がずっと気になりついに購入した次第です。高校時代には多少のNゲージを購入していましたがお金の使い道が変化した大学生時代にNゲージを購入していたのは今から思えば意外でした。この連接車体の機関車はNゲージながら重厚な存在でした。

 

しかも全軸稼働の構造が特長で車体間はジョイントで接続されています。したがって乱暴に車体を持ち上げればジョイントが外れてしまい扱いにくい面もあります。実車の方は昭和56年すなわちこの機関車が発売された1981年に引退しています。タイムリーな発売時期だったようです。しかも価格は5,800円、HOゲージと比較すれば手の届く価格でスケールモデルが手に入ったことは鉄道模型がHOからNゲージへのシフトを加速させたに違いありません。

 

キッチン試走線を施設して試運転してみます。カトーのEH10はすでにリニューアルの製品が販売されていますが、製品番号305だったEH10は今も元気に稼働しました。

 

パッケージのインサートには貨物列車の編成例が表示されています。管理人にとってEH10はやはり重貨物列車を牽引する存在でした。社会に出た最初の赴任地、広島県三原市の借り上げ社宅では、簡易Nゲージレイアウトは施設して重貨物列車を編成したことが思い出されます。今回試走したテーブルの試走線ではささやかながら10両ほどの貨車をつないでみました。楽々と牽引しつつ重厚な走りを再現してくれました。

 

ここからは展示レイアウトです。東海道本線尾張一宮付近風のレイアウトをEH10が歩みます。並走する名鉄名古屋本線にはパノラマカーの姿がありました。

 

ドドドドドドドドというEHのジョイント音が聞こえてきそうです。

 

御幸山カーブでは友情出演、当時物のDD13を並べてみました。

 

最後にはカトーの総合カタログ1992からEH10の部分をお借りました。

 

参考文献:25-000 KATO鉄道模型総合カタログ

     鉄道模型考古学 N NEKO.P

(撮影:Canon EOSKissX7i)


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