奈良線で走っている103系の雲行きが怪しくなってきた頃から、筑肥線の103系も早いうちに記録しておきたいと思っていた。
奈良線と播但線の103系は撮影した。
(加古川線は…まあ、顔があんな感じですし4連運用もなくなったことですし、気が向いたらということで(^^; )
筑肥線の103系といったら、福岡市交通局の地下鉄と直通運転するために誕生した1500番台だ。
3,400両余りが製造された103系の中でも異色の存在だが、地元が常磐線沿線のため「地下鉄直通の103系」はかねてから気になる存在だった。
既に103系1500番台は地下鉄直通の運用から退き、糸島市と唐津市の単線区間のみを走るご隠居生活である。
福岡と佐賀の郊外をのんびりと走る、103系1500番台。
103系完全引退の刻(とき)は確実に迫っている。
騒ぎになる前に撮っておきたい…しかし、事態は大きく動いた。
3両編成1本が、登場時の塗装に復刻されるというではないか。
これはもう、撮りたい気持ちが昂ぶっているうちに出撃するしかない。
気付いたら航空チケット、唐津市の宿、復路の寝台券をしっかり押さえていた…。
午前8時過ぎ、福岡空港へ着く。
すぐさま預け荷物から三脚を拾い上げ、地下鉄に乗る。
筑前深江で、お目当ての103系復刻塗装と行き違いする。
今日は動いていることが確認できてひと安心だ(前日と前々日は動いていなかった)。
最初に下車した駅は、筑肥線の鹿家。
駅にはお手洗いも自動販売機もない、なかなか手強いローカル線の駅だ。
10分も歩かないうちに、玄界灘をバックに撮影できる場所に到着。
天気もまずまず。
アングルを練っているときに303系がやって来たのは不意を突かれたが、ひとまず記録できて満足(快速の直通運用のことはすっかり失念していた…)。
そして待つこと小一時間…懐かしいスカイブルーの出で立ちになった103系1500番台がやって来た。
【写真1】
230814 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/800 ISO200 F8.0 AWBを編集及びリサイズ
1683C、303系。
103系の運用ばかり考えていて、直通運用のことを失念していたorz
慌てて撮った割には上出来でしょう。
唐津湾に沿って速度を落として走るこの区間では、6両編成の通勤電車が長く見える。
【写真2】
230814 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/800 ISO200 F8.0 AWBを編集及びリサイズ
339C、103系1500番台E12編成。
この度の遠征一番の目的。
幸い、九州入りして3時間足らずで撮影できた。
玄界灘をイメージしたスカイブルーの車体が映える。
(230814訪問)
テーマ:鉄道