笑顔が可愛らしいこちらの駅舎、岡山からの快速マリンライナーが発着する高松駅です。
瀬戸大橋が架かる以前は宇高連絡船が接続しており、四国の一都市に留まらない、本州と繋がる玄関口でもありました。
四国山地を越えて土讃線を走る特急南風・しまんとは、それぞれ岡山駅と高松駅を始発駅とします。途中の宇多津駅や多度津駅で連結し、一緒になって目的地へ向かう運行形態です。
しかし、今回乗車する特急しまんと号は様子が異なります。行き先は香川県内の多度津駅です。
しかも土讃線は非電化路線なのに、電車の8600系が運用に就いています。物理的に高知駅まで行けるはずがありません。
しかも通常なら特急しまんと号に連結されていない、グリーン車も備えています。
一体どうしてこんな列車が生まれているのか、普段では味わえない違和感満載の、特急しまんと号に乗車してみましょう。