2022年2月より、開業・周年記念で運転された臨時列車を取り上げています。

※列車名の明記問わず


第39回目は、JR東日本の東北本線の開業の120周年記念で運転された臨時列車を取り上げます。このブログを執筆している段階では、大きく2つの120周年記念号を確認しました。各々の開業年から起算した結果、2007年には黒磯〜郡山〜仙台間で、2010年に一ノ関〜盛岡間で周年記念列車が運転されました。2007年の開業周年記念号の運転日は2区間の開業記念日の中間日を取って設定された感じですね。

 

なお、列車名としてはわかりにくいのですが、東北本線の一部である宇都宮線開業130周年記念号も運転されており、すでにこのシリーズで取り上げていますので、よろしかったらそちらもご覧ください。

 

 

  周年記念の概要

東北本線120周年

対象物

JR東日本 東北本線

所在地など 東京〜盛岡 535.3km 
歴史の起源(概要)

1887年 7月16日 黒磯〜郡山間開業・・・「開業120周年号(黒磯〜郡山間)」の起点

     12月15日 郡山〜塩竈間開業・・・「開業120周年号(郡山〜仙台間)」の起点

1890年11月1日 一ノ関〜盛岡間開業(この時点で東京〜盛岡間開業)・・・「東北本線開業120周年号(一ノ関〜盛岡間)」の起点

1891年9月1日 東京〜青森間開業で(当時の)東北本線全通

 

 

  臨時列車の運行概要

快速 開業120周年記念号

運転区間 黒磯〜郡山、郡山〜仙台
運転日

2007年10月6日のみ(黒磯〜郡山)

       月7、8日(郡山〜仙台)

使用車両・編成

牽引機 ED75、旧型客車3両編成

こちらのページを参考にしました

列車番号、運転ダイヤなど

9120レ 郡山発 9:44 → 黒磯着11:36

9121レ 黒磯発12:11 → 郡山着13:54

途中停車駅(郡山起点):須賀川、矢吹、白河、新白河

 

9123レ 郡山発 8:54 → 仙台着12:07

9122レ 仙台発14:00 → 郡山着17:22

途中停車駅(郡山起点):本宮、二本松、福島、白石、大河原、岩沼

 

備 考 全席指定席

 

 

快速 東北本線開業120周年号

運転区間 一ノ関〜盛岡
運転日

2010年10月30日のみ

使用車両・編成

485系6両編成(国鉄色)

こちらのページを参考にしました

列車番号、運転ダイヤなど

9532M 盛岡発9:38 → 一ノ関着10:56

9533M 一ノ関発11:18 → 盛岡着12:35

途中停車駅(盛岡起点):花巻、北上、水沢、平泉

備 考 普通列車グリーン車連結、普通車指定席あり
 
 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

JR時刻表2007年9月号より。郡山〜仙台間の開業120周年記念号のダイヤです。当時の東北本線には夜間に寝台特急北斗星号、カシオペア号が運転されていましたが、日中の優等列車はなく、ましてや客車列車はイベント列車でまれに見れる程度しか運転されていません。そんな中での120周年記念列車は大変注目されていたようです。同じ紙面内の快速仙台シティラビット号、快速フェアーウェイ号ともに2023年時点では存在していません。どちらもそこそこの歴史を有する列車でしたので、知らないうちに廃止などで消えているのが趣味的感想ではありますが、残念でなりません。

JR時刻表2007年9月号より

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考資料 JR、JTB時刻表

参考サイト 東北本線(Wikipedia)、JR東日本プレスリリース