真夏の軽工作 エンドウ製電機用運転台の加工 | 模工少年の心
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昔から、ガンガンに暑い夏は、鉄道模型のキットなどを本格的に組み立てる季節ではないと思っていました。

 

今では実際にはエアコンで冷え冷えした室内で作業ができるので季節はあまり関係なくなっているのですが、言わば俳句の季語みたいなもので「夏は軽工作」。

さっぱりと終えられる工作にいそしみます。

 

ということで、完成を目指してレストアを進めていた天賞堂のEF58(MV-8)に使用する運転台を作ることにしました。

 

といっても1から作るのではなく、市販されているエンドウのEF81等用の電気機関車の運転台(#2773)を使用してそれらしいものを作るだけです。


EF81とEF58の運転台には、計器類の配置等に違いがあるのは承知していますが、同じような形状の主幹制御器がついていますので、ムード優先で何とかなると判断しました。

 

「運転台」と言わずに「キャブインテリア」とすれば、ある程度の実物との違いに目をつぶることにためらいはありません。

 

EF58用の運転台に加工するために用意するものは、夏の風物詩、ガリガリ君などのアイスキャンディーのスティック(棒)だけです。


このスティックは模型工作には、いろいろと便利なので食べたら捨てずにとっておくようにしています。

 

ドリルの穴開けの際の下敷きの板の保護、ハンダ付時の簡単なジグ作りなどに惜しげなく使えます。

 

さて、EF58用の運転台はEF81よりも鋭角に絞られています。

また、幅も狭くなっています。

 

幅の方は切り詰めるだけです。幅28mmにしました。

 

角度の鋭角化は、アイスキャンディーのスティックを6mm幅にしたものを2枚重ねして、カッターとヤスリで少しずつチェックしながら切妻屋根のような形状に仕上げた部材をEF81等用の運転台に貼り付けます。



塗装は、グリーンマックスのNo.34京阪ライトグリーンを吹きました。


このライトグリーンは、青大将色としても指定させています。

もしも、この色で青大将色に塗装した場合は、運転台は同じ京阪のダークグリーンにするとアクセントになり、良いかもしれません。

 

運転台のボディーへの取付は、床板にビス留めするのではなく、妻板にゴム系接着剤で貼り付けます。

 

ボディーの方は塗装まで出来ています。塗装後に付けるパーツを取り付けた後に運転台を装着しますので、もう少し後になります。

 

運転台が付き、それが窓ガラスの内側にチラリと見えると、一層リアル感が増しますので、楽しみです。