台風7号の近畿地方接近を受け、鉄道各線とも始発から運休や間引き運転が行われていました。能勢電鉄・妙見線の山下~妙見口間も20分間隔の間引き運転が行われる中、午前10時40分頃に笹部(兵庫県川西市)~光風台(大阪府豊能町)間で、妙見口発の山下行(5100系の2両編成)が倒木に接触して急停車するも運行不能となり、山下~妙見口間で不通(運転見合わせ)になっていました。

 

 

報道によると、幸いにも乗名4客と乗務員にも怪我はなく、乗客が車内から撮影した映像がテレビニュースで流れ、電車がへこみ車輪にも木が絡まり走行できる状態でないと報じられていました。

 

 

この映像から見るに、以前にも大規模な土砂崩れがあった同区間の泣き所で発生した様です。

左側斜面が以前に土砂崩れを起こした箇所(光風台→笹部間 2017年5月19日撮影)で、今回も左側斜面から倒木があった模様です。激しい風雨のなかカーブ区間で発見が遅れたのではないでしょうか。

 

現場は、道路からのアプローチがし難くて狭い場所でもあり、倒木撤去と復旧作業には時間を要した様ですが、20時頃から運転を再開しているとのことです。

 

「のせでん 鉄道情報」の画像(2件)は、能勢電鉄のHPからスクショ・転用しました。

 

また、車内画像の扉窓形状から当該編成は5148Fで、川西能勢口方の5149が被災したものと思われます。


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