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2023.08/13 [Sun]
ロビー・ロバートソンを偲んで
The Weight by Playing For Change
上の動画は、コロナ禍の3年前に「世界を音楽で変えよう」というメッセージで世界に発信された動画です。リンゴさんの呼びかけに答えてロビーさんのギターでザ・バンドの名曲「ウエイト」が始まります。この曲を作曲したのもロビー・ロバートソンです。
ロックバンド、ザ・バンドのギタリストとして60年代後半から70年にかけて名を残したカナダ出身のロビー・ロバートソンさんは、9日、長い闘病の末に米ロサンゼルスで死去しました。80歳でした。
ザ・バンドの元メンバーもすでにほとんど他界していて、歌うドラマーとして私が最も愛するリヴォン・ヘルムも、リチャードも、リックもすでに亡く、生きているのは一番地味だった(でも欠かせない存在だった)ガース・ハドソンだけになってしまいました。
伝説のコンサート「ラストワルツ」の一場面をどうぞ
ザ・バンドは、リヴォン、リック、リチャードの3人が代わる代わるリードボーカルをしますが、ロビーがリードボーカルを取ることはなく、リードギターと作詞作曲に徹していました。一説によるとあまり歌はうまくなかったらしいですが、バンド解散後は、ソロアルバムも何枚も出していますので、そんなに下手というわけでもなかったように思います。他の3人がうますぎたからでしょう。
話は逸れますが、
この3人の声質は、みんなおっちゃん声でとてもよく似ていて、動画を見ないと誰が歌っているのかわからないほどですが、そのために3人の泥臭いコーラスワークは、ビートルズのきれいな3声コーラスとは真逆のすばらしさがあると思います。
60年代後半から70年初めにかけて、夢中になった洋楽の中でも、ザ・バンドはビートルズ、イーグルスと並び「三大私の好きなロックバンド」の1つです。ロビーの訃報は、80歳とはいえ、ショックでした。
リンゴやポールがまだまだ現役でツアーをやっていたり、エリック・クラプトンやローリングストーンズが活動を続けていたりするのを見ると、80歳近くでもがんばれるロックスターたちには、尊敬しかありません。ずっと長生きしてほしいです。
ロビー・ロバートソンさんのご冥福をお祈りします。
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