国鉄色復活?
クリームソーダ色の電車
2023年8月8日。国鉄色編成が運行を開始した当日、やってきたのは筑前前原駅です。
さっきまで乗ってきた305系の屋根にはハトが乗っかっています。
これこそ本当の「鳥鉄」(笑)
国鉄色編成は1番線にやってくるそうなのでそちらに向かいます。
やがて踏切が鳴動し、唐津方向から青とクリーム色をまとった車両がやってきました!
これが国鉄色リバイバル編成、E12編成です!
到着した103系。
今の塗色とは全く印象が異なるイメージ。
まるで…クリームソーダみたいな色ですね~
前面にはJNRマーク。
ここも国鉄当時のものが再現されています。
ホームドアと国鉄色。
ホームドアが登場したのが2021年なので、現役時は見られなかった光景。
これが面白いですよね(笑)
それでは車内へ。
中は手を入れられていないため、他の編成と同じ光景が広がっています。
ただ、妻面の窓からは隣の車両のスカイブルーがちらり。
検査表記も見ることができました。
今回の塗装復刻は全般検査扱いではなかったようです。
それではそろそろ発車の時間。
国鉄色の旅、楽しみたいと思います!
クリームソーダ色から海を眺める
筑前前原を出た列車はしばらく田園風景を見ながら進みます。
二丈浜玉道路深江ICが見えてくると…
列車は海沿いへ!
スカイブルー編成から眺める海!
ちょっと天気が良くないのが残念ですが、青色の車両はこの海沿いの景色に似合っている気がします。
遠くに浮かぶ小さな島は糸島市の姫島。
本土から市営渡船で行くことができます。
大入に停車しました。
駅前の建物には国鉄色のイラストが描かれた「筑肥線百周年記念」の横断幕が掲げられています。
住民の方々もこの復刻塗装を歓迎してくれているようでした。
列車はさらに進みます。
この日は台風6号が近づきつつあり、海もだんだん荒れはじめているようでした。
なにやら大きな池のようなものが現れました。
ここではクルマエビの養殖が行われているようです。
海沿いを離れた列車は虹の松原の中へ。
しばらく松林の中を駆け抜けていきます。
虹の松原は日本三大松原のひとつ。
幅500m、長さ4.5kmに渡って松林が続いています。
以前は二里の松原と呼ばれており、それがいつしか虹の松原となったようです。
小さな駅舎がある駅に停車。
虹ノ松原駅です。
虹ノ松原を出ると、大きな川を渡ります。
松浦川です。
松浦川の向こうにはお城が。
唐津市のシンボル、唐津城です。
唐津の市街地に入り、列車は唐津に到着しました。
西唐津へ向かう列車を見送ります。
国鉄色と現在色の並び
改札を抜け、再び戻ってきました。
停車しているのは筑肥線(西線)伊万里行きの列車。
車両にはラッピングが施されています。
西九州新幹線開業を期に「ロマンシングサガ」とコラボし、唐津線・筑肥線を走る全16両にコラボラッピングが施されているのです。
ちなみに1両ごとにラッピングが異なるそう。
こちらの車両には唐津くんちの曳山が描かれていました。
折返しの列車がやってきました。
この列車に乗って帰ります。
帰りも海を眺めながら。
列車は福吉に停車。
行き違い列車待ち合わせのため3分止まります。
その間は撮影タイム!
反対方向の列車がやってきて、塗装の違いを比べることができました!
対称的な塗装の違い。どちらもそれぞれの良さがありますよね~
終点の筑前前原に到着。
ということで国鉄色復刻塗装に乗車する旅が終わりました。
復刻塗装が始まったということはそろそろ103系1500番台の終わりが見えてきたのかもしれません。
筑肥線が電化された当時から活躍している103系。いつまで走るのかはわかりませんが、最後まで活躍してほしいですね。
それでは。
★乗車データ
341C 普通 西唐津行き 筑前前原(11:18)→唐津(11:57) 103系E12編成(国鉄色)
348C 普通 筑前前原行き 唐津(12:11)→筑前前原(12:55) 103系E12編成(国鉄色)
※2023年8月8日乗車
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