本厚木駅【神奈川県】(小田急小田原線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県中央部、厚木市の中心市街地に位置する小田急小田原線の主要駅で、駅前が発展しており、新宿方面からの大半の各駅停車が折り返す駅である、
本厚木駅 (ほんあつぎえき。Hon-Atsugi Station) です。
 
尚、当駅は東隣の厚木駅(海老名市に所在)とは違い、正真正銘、厚木市にある駅ですw
 
 
駅名  
本厚木駅 (OH 34)  
  
所在地  
神奈川県厚木市  
 
乗車可能路線  
小田急電鉄:小田原線  
  
隣の駅  
新宿方………厚木駅  
小田原方……愛甲石田駅   
   
訪問・撮影時  
2020年11月  
 
 

本厚木駅は高架駅で、1974年~1976年にかけて高架化されました。
2階にホームがあり、高架下1階には各改札口があります。コンコースは東西2箇所あり、東側コンコースのみに改札とホームを結ぶエレベーターが設置されています。
出入口は西側(北口、南口)と東側(東口。南北から出入り可能)に設置されています。後述するミロード改札口の出入口を除きバリアフリーに対応しています。
駅の南北には駅ビルがあります。北口側は小田急系の商業施設「本厚木ミロード1」があり、一部はホームを跨いで南口側まで延びていて(この部分の4階にミロード改札口あり)、さらに高架下にも店舗を有しています。一方、南口側は「本厚木ミロード1南館」と「小田急ステーションホテル本厚木」が駅ビルになっています。
 
写真は正面口に相当する北口です。南西を望む。左前方が駅ビル「本厚木ミロード1」で、1階部分に北口出入口があります。駅外と改札口に多少高低差がありますが、階段とスロープで段差を解消しています。改札内は南北自由通路で、西側には中央改札口(バリアフリー非対応)が、東側には東口改札口【西側】(バリアフリー対応)があります。また、写真左外には東口改札口【西側】とを結ぶ段差なしの出入口があり、バリアフリー通路に指定されています。

ホームは左側にあります。
 
また、「本厚木ミロード1」と連絡通路で結ばれている右側のビルは「本厚木ミロード2」です。「ユニクロ」などが入居しています。
北口には駅前広場が整備されていますが、大半が歩行者用スペースで、自動車用は小さなタクシー用ロータリーがあるのみです。バス停留所は駅前の各道路沿いに設けられていますが、そのほか、後述の東口(北側)の近くにはバスターミナル(厚木バスセンター)が設置されています。高速バスや近郊の路線バスが発着しています。宮ヶ瀬ダムインクラインへは半原行きにご乗車になり、愛川大橋で下車して徒歩15分です(バスは約1時間の道のりです)。
 
 

北口駅前です。北西を望む。
左後方に北口があります。左前方のビルは「本厚木ミロード2」です。奥に延びる道路は「あつぎ大通り」です。
駅北側は厚木市の中心市街地で繁華街になっており、商店や飲食店が多いです。
約550m北には厚木市役所や厚木市中央公園があります。
 
 

こちらは南口です。北西を望む。
2020年11月撮影。当時は左側に建設中の複合タワーマンション「ザ・パークハウス本厚木タワー」と駅を結ぶペデストリアンデッキの設置工事中でした。現在はどちらも完成しています。
南口側は「本厚木ミロード1 南館」と「小田急ステーションホテル本厚木」が一緒になった駅ビルがホームの手前に鎮座していて、その1階部分に出入口があります。北口同様小さな段差がありますが、こちらもスロープで段差を解消しています。
南口側には簡易型ロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

南口駅前です。南西を望む。やや離れた右後方に南口があります。
駅南側も駅前は市街地ですが、オフィスビルが多く、商店は北口側と比較すると少ないです。駅から少し離れると住宅街が広がっています。
 
 

こちらは東口(北側)です。南を望む。
東口は駅東側を南北に延びる幹線道路のガード下西側に面して設けられています。段差がなく、バリアフリーに対応しています。
尚、東口に駅前広場は設置されていません。バス停は東口に面した幹線道路ガード下にあります。
 
 

東口(北側)駅前です。北を望む。後方に東口があり、左の離れた場所に北口があります。
北口駅前ほど商店は多くありませんが、写真右奥に「イオン厚木店」、写真左奥に「アミューあつぎ(元・厚木パルコ)」と、商業施設が複数見られます。
写真右前方にあり、厚木市立中央図書館などが入居する複合ビル「厚木シティプラザ」と「イオン厚木店」の間には巨大なバスターミナル「厚木バスセンター」があります。
駅前エリアから離れると住宅街が広がっています。
また、線路沿いに600mほど東へ歩くと、相模川の河川敷に到達します。
 
 

こちらは東口(南側)です。北を望む。
ガード下の左側に出入口が設置されています。
 
 

東口(南側)駅前です。南を望む。右後方に東口があります。
南(奥)へ延びる幹線道路沿いはビル街ですが、駅南側という事で商店は少ないです。マンションも複数見られます。
道路を境に西側(右側)は南口駅前エリアで、約180m南西に南口があります。一方、東側(左側)は路地を入ると住宅街になります。
 
 

 

 

本厚木駅には4ヶ所の改札口があります。
写真はメインの改札口である中央改札口で、南北自由通路の西側高架下に設置されています。南西を望む。
右が北口、左が南口で、後方の「本厚木ミロード ミロードイースト(途中に階段あり)」の先には東口改札口【西側】があります(右後方に中央口コンコースと東口【西側】コンコースを結ぶスロープあり)。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいて(12~13通路)、右端が点字ブロック設置の幅広通路です。
自動改札機の右隣にはウォークイン形式の有人通路があり、内部にカウンター型の窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機(小田急の特急券や通勤定期券も購入可能)があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレと多機能トイレは改札内にあり、改札外は「本厚木ミロード」の各所にあります(各館の2階以上にあります)。
そして2階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーターで結ばれていますが、エレベーターは設置されていません。車いすやベビーカーの場合は後方の東口改札口【西側】をご利用下さい(右後方にあるスロープ経由。コンコースにエレベーターあり)。
改札口の左手前(改札外)にはコンビニ「セブン-イレブン」があります。改札内は各ホームに売店「セブン-イレブン」があります。
 
 

こちらは東口改札口【西側】です。北東を望む。
後方にある「本厚木ミロード ミロードイースト(途中に階段あり)」を通った先には中央口改札口があります(左後方に東口【西側】コンコースと中央口コンコースを結ぶスロープあり)。また、左側には段差のない出入口(北口側から出入り可能)があります。
東口改札口【西側】は駅員無配置で、普段は窓口が閉鎖されています。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、窓口に面した右端が点字ブロック設置の幅広通路です。
改札口の右手前には自動券売機(特急券も購入可能)があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレと多機能トイレは改札内にあり、改札外は「本厚木ミロード」の各所にあります(各館の2階以上にあります)。
そしてコンコースは後述の東口改札口と共用で、2階にある各ホームとの間は階段・エレベーターで結ばれていますが、エスカレーターは設置されていませんので、健常者はエスカレーターがある中央改札口を利用した方が楽かもしれません。
尚、こちらの東口コンコースには売店・コンビニはありません。改札外は中央改札口前のセブンを、改札内は各ホームのセブンをご利用下さい。
 
 

 

こちらは東口改札口です。南西を望む。
中央改札口とは東口コンコースによって隔てられていますが、右前方には改札外連絡通路が延びており、前述の東口改札口【西側】に通じています。
後方にある「ミロードイースト」を通り抜けた先に前述の幹線道路に面した高架下出入口があります。
こちらは駅員が配置されていますが、駅員不在時に対応するため改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5~6通路あり、窓口に面した左端が点字ブロック設置の幅広通路です。
改札口の左手前には自動券売機(特急券も購入可能)があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレと多機能トイレは改札内にあり、改札外は後方の「ミロードイースト」内にあります。
そしてコンコースは前述の東口改札口【西側】と共用で、2階にある各ホームとの間は階段・エレベーターで結ばれていますが、エスカレーターは設置されていません。
尚、改札外コンコースには売店・コンビニはありませんが、後方の「ミロードイースト」内には「名代箱根そば」など多くの飲食店が立地しています。
 
 

 

こちらは「本厚木ミロード1」の4階、線路を跨ぐ橋上部に設置されているミロード改札口です。10:00~19:55のみ利用できます(ちなみにミロードは年中無休と思われます)。
上写真は北東を、下写真は東を望む。後方は「本厚木ミロード1」の4階フロアです。
駅員無配置で、窓口はほぼ完全に閉鎖されています。かつては有人だったかもしれません。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が2通路あり、窓口に近い右側が幅広通路です。この改札口に点字ブロックは設置されていません。
改札口の右手前には自動券売機(特急券が購入できるかどうかは不明)があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
トイレと多機能トイレですが、改札外は「本厚木ミロード1」の5階にある設備が最も近いです。改札内は2階ホームを経由して1階各コンコースにある設備を利用する形になります。
そして2階にある各ホームとは階段および上りエスカレーターのみで結ばれていて、バリアフリー非対応です。車いすやベビーカーの場合は前述の東口改札口および東口改札口【西側】へお回り下さい。
 
 

下り2番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式と思われます。
小田急の新デザインで、多国語表記です。駅ナンバリングが併記されています (OH 34)。
尚、本厚木駅は厚木市の代表駅ですが、今まで一度も「厚木駅」を名乗っていません(当駅開業1年前の1926年に相模川対岸の海老名市域を走る現・相鉄厚木線と現・JR相模線に開業した駅が先に「厚木駅」を名乗ったため)。1927年の開業当初は「相模厚木駅」でしたが、1944年、厚木駅との連絡駅として開業していた小田急線の河原口駅が他社線と同じ「厚木駅」に改称することになり、これにより駅名が紛らわしくなるため、当駅も「相模厚木」から「本来の厚木」という意味で「本厚木」に改称して現在に至ります(Wikipediaより)。
 
 

 

本厚木駅は島式ホーム2面4線の高架構造(2階)で、概ね北東~南西方向にホームが延びています。ホームはカーブを描いています。
右ホーム(南)は右から1番線・2番線の順でいずれも下り小田原方面、左ホーム(北)は右から3番線・4番線の順でいずれも上り新宿方面です。本厚木駅を始発・終着とする列車が多く設定されていますが、小田原方にある引上線を利用する事でホーム上での折り返しをせずに済んでおり、上下線ごとに使用ホームが完全に分けられています。
また、内側の2番線・3番線が主本線(通過線)、外側の1番線・4番線が副本線(待避線)ですが、先行列車や優等列車が副本線に発着する場合もあります。
ホーム有効長は10両分で、2020年11月時点でホームドアは未設置でした(現在は1・2番線に特急対応の開口部が広いホームドアが設置されています)。ホーム幅は中ほどこそ相当広いですが、両端は幅が絞られて狭くなっています。
上屋は全10両分に設置されており、各線路の一部にも張り出しているため、雨がホームに届きにくくなっています(異常気象時を除く)。また、ホーム中ほどの上空には「本厚木ミロード1」の一部が延びてきていて、その4階部分にミロード改札口があります。
写真は2枚とも3番線より新宿方を望む。
 
 

2番線より小田原方を望む。左から1番線~4番線の順です。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室、ロマンスカー特急券うりば(自動券売機)、売店「セブン-イレブン」の設備があります。
また、各ホームの新宿寄り(手前側)には1階東口コンコースとを結ぶ階段・EVが、小田原寄り(奥側)には1階中央口コンコースとを結ぶ階段・上下ESがあり、ホーム中ほどには4階ミロード改札口とを結ぶ階段・上りESがあります。
そして、本厚木駅の発車メロディは当地出身の音楽ユニット「いきものがかり」の楽曲「YELL」が使用されています。
 
 

3・4番線中ほどに設置されている、4階ミロード改札口に通じる階段・上りエスカレーターです。小田原方を望む。
「MYLORD」の電照式看板が上部に掲げられています。
10:00~19:55のみ利用可能で、その他の時間帯は閉鎖されています。
階段には「本厚木ミロード」のテナント店舗の数々が記載されています。
 
 

3・4番線より新宿方を望む。左端の4番線からは安全側線が分岐しています。
こちらの新宿方には上下線を結ぶ渡り線は設置されていません。
この先、高架区間のまま右へカーブして市街地の中を走り、やがて進路を東北東に変えて車窓風景が住宅地に変わると相模川を渡って海老名市に入ります。そして相模川を渡り終えると同時に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)をくぐり、海老名市にある厚木駅へと至ります。JR相模線と乗換可能です。相模線とは海老名駅でも乗換可能ですが、乗換の際の移動距離は厚木駅の方が短いです。
 
 

3・4番線より小田原方を望む。
前方の上下線間には引上線が1線あります。信号機で見えませんが、上り方は引上線から3番線に入線する回送列車と上り本線から4番線に入る列車が同時入線可能な特殊な配線になっています(下り方は引上線に入る回送列車が一旦下り本線を走行する配線になっています)。ちなみに引上線からは4番線にも入線可能です。また、左端の1番線には安全側線があります。
この先、高架区間で市街地の中を南西へ走りますが、風景が住宅街に変わると下り勾配になって地平を走るようになります。その後は左へカーブしながら恩曽川を渡ると進路を南南西に変え、田園も見られるようになります。その後、東名高速道路をくぐり、玉川を渡ると左に広大な田園地帯を見ながら右へカーブすると進路を南西に戻し、今度は住宅街の中を走るようになると愛甲石田駅へと至ります。ホームの小田原方は伊勢原市にまたがっています。
 
 
あとがき  
私が本厚木駅で下車(乗車)したのは2006年、2020年の計2度です。2006年は宮ヶ瀬インクラインに乗車するため、そして2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。2面4線の高架駅で、高架下とホーム直上に改札口があります。ホーム直上から北側にかけて駅ビル「ミロード本厚木」があり、駅前は市街地でそれなりに発展していますが、かつては今以上に多くの大型店がひしめいていたそうです。
 
新宿駅からですと小田急線の急行or快速急行or一部の特急ロマンスカーに乗車して当駅下車です。ロマンスカーは当駅を通過する列車がありますのでご注意下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り、新横浜駅で下車。横浜線八王子方面行き電車(快速もOK)に乗り換えて町田駅で下車します。さらに小田急小田原線の小田原方面快速急行or急行or一部の特急ロマンスカーに乗り継いで当駅下車です。ロマンスカーは当駅を通過する列車がありますのでご注意下さい。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内および南北の駅前に多数あり、飲食店もチェーン店を含めて駅や周辺に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。小田急小田原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は本厚木駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、本厚木ミロードのHP、Google地図、Wikipedia)