この時間は、富山県の駅をぐるりします。
本日の駅は、富山地方鉄道(地鉄)本線の東三日市駅です。
写真は,平成10〜20年代撮影のものが多くあります。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。
また、当ブログをご利用される際は、必ずこちらの記事「免責事項について」をお読みの上、ご覧くださいね。
では,最後までごゆっくり!
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本日ぐるりするのは、黒部市にある東三日市駅です。
東三日市があるなら西三日市という駅もあるのかと聞かれるとそれはありません……というか「現在はありません」というのが正解かと思います。
それは隣の電鉄黒部駅が開業当初は西三日市駅と名乗っていたからです。
その電鉄黒部駅は西三日市という駅名から電鉄桜井駅に変わり、平成に入る頃に電鉄黒部駅に変わっています。
ちなみにあいの風とやま鉄道の黒部駅は三日市駅と名乗っていました。
どうやら「三日市」というのがこのあたりの元々の地名?途中に「桜井」っていう駅名が入るのはなぜ?って思いますが、それは黒部市の成り立ちに関係しています。
鉄道ファンらしく駅名に関連付けてその経緯をひもといてみると……
お察しのとおり、電鉄黒部駅、東三日市駅、黒部駅があったエリアは「三日市」という町がありました。
その「三日市」が電鉄石田駅がある「石田」などと合併してできた町が「桜井」
そこで西三日市駅は電鉄桜井駅になったということなのでしょう。
そして、「桜井」が生地駅がある「生地」と合併してできた市が「黒部」市。
その後すぐに国鉄の三日市駅は黒部駅に改称。
30年以上経って地鉄の電鉄桜井駅は電鉄黒部駅に改称
……というのが駅名変遷の経緯のようです。
あ~、この話、前回の電鉄黒部駅のときにお話しすべきでした。
今思うと、電鉄黒部駅の駅名看板、駅舎の古さの割りには新しかったんですよねえ。
まあいいや、仕方ないです、サクッと諦めて、東三日市駅に話を戻しましょう。
構内です、電鉄黒部駅とは違い1面1線の棒線駅となっています、奥が宇奈月温泉方面です。
こちらは電鉄富山方面、おや、木造駅舎があるようです。
いいなあ、この駅名標、「し」あたりのフォントなんて最高ですね……って思うのはワタシだけかな(^_^)
では駅舎に入ってみましょう。
出札窓口です。
一瞬有人駅かなって思いましたが無人駅ですよねえ。
それにしてもいまでも窓口が開かれてるように感じるんですが……
……う~ん、巡回で駅務室に人は入ってるよう。
調べてみたら朝だけ有人駅となっているとのことです。
黒部市役所にも一番近い駅は、この東三日市駅です。
東三日市の駅舎が風格があるのは、この地が、かつての三日市や桜井の中心地の一つだったことからかもしれません。
(令和5年6月訪問)
富山ふるさとマーケット
本日は氷見市からお届け!!!