…さて、鶴見線の旅を続ける。
国道駅を20分ほど堪能し、再び下っていく。
往来するのは、205系ばかり。
2006年以来17年余り、主力として君臨してきたが…
その風景、勢力図がまた塗り替えられていく時が来た。
但し、E131系の導入計画は1本削減の8本24両。
103系時代は10本30両だったから、じわじわと厳しい現実が垣間見える。
旧弁天橋電車区、いまの鶴見線営業所も、だいぶ様相が変わってきた。
中でも、南武支線用に転属してきたE127系の姿を見るようになるとは全く想像できなかった。
次世代水素電車FV-E991系の試験も進んでおり、さらに様相が変化する可能性もある。
さて、国道から乗ってきた電車は弁天橋で終点となった。
朝ラッシュの運用を終えて、入庫していく。
入庫は、下り1番線からそのまま逆走する形で行われる。
回送は、思いの外スピーディーに。
3両編成故に車内点検も早く終わるから、致し方ない面もあるのだろうか。
鶴見線の全体的なまったり感とは裏腹の引き上げを見送り…
まったり構えて鶴見行きを撮りつつ…
今度は、海芝浦行きで更に海沿いを目指す!
この弁天橋では、乗務員交代も。
もう何度も訪れている鶴見線ではあるが、海芝浦へは約4年ぶり。
9時台はもうラッシュのピークは過ぎ、かなり空いた状態で走り…
9:41、海芝浦に到着…
…
ホームの屋根が無い!!
実は4年前の12月に訪問した時、屋根はすでに骨組みだけだった。
聞くと、台風により壊れたとのこと。
そこまでは聞いていたが、まさか綺麗さっぱり取り壊されたとは…
駅名板は、改札側にひとつのみ残された。
バリアフリーのスロープのみ、屋根が架けられて今に至っている。
海芝公園も健在。
ホーム屋根以外は、周りの雰囲気は4年前と変わらなかった。
まぁ、東芝の社有地ゆえに変わり用がない、と言ったほうが正しいのかもしれないが。
ここもまた、折り返し乗客はほとんどいない。
こんな状況なら、かつてのクモハ12のように日中の間合運用には、南武支線用の2両編成使用でも
十分事足りるのではなかろうかと思ったのだが…
そんなことを考えつつ、9:56に海芝浦を離れた。
鶴見まで乗り通し、この日の記録は終了。
これから来年にかけて、ちょいちょい記録に通う…ことになるかどうか?
その最後がいつになるか、行方を見守っていきたい。