道路の改修と、9600の増備。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

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 久しぶりの更新です。この間少しですが、レイアウトの工作が進みました。
 集落を貫く道路を改修したのです。

改修前の道路

 下写真が改修前の道路です。築堤の線路を踏切で越えるため、道路の坂道区間が長くなっており、まるでジェットコースターのようでした。

改修前の道路

改修後の道路

 写真右手にあった踏切を廃止し、跨道橋の下をくぐるように改修、左手の踏切は、西方に移動させました。

改修後の道路
 
 改修の結果、道路形状に関する不満は解消されましたが、こんなことは、レイアウトのプランニングの段階で十分検討しておくべきです。当鉄道では、それが不十分であったための手直しも多く、レイアウトの製作期間が延びる一因となっています。
 既に、着工以来10年が経過しましたが、この調子で行くと、まだまだ多くの時間がかかりそうです。
 そこで、ふと気になったのが、当鉄道の主役であるプラ製蒸気の耐用年数です。
 プラ製の蒸気機関車が何年くらい持つのかは定かではありませんが、当鉄道では、少しづつ不具合が生じつつあります。
 例えば、C58は従輪の首振りが渋くなり、カーブ通過のスムーズさがなくなってきました。
 さらに、9600は、ディティール部品の剥がれやネジの脱落が発生しています。
 この程度であれば修繕可能ですが、動力機構に不具合が生じてしまったら、私の手には負えません。
 ひょっとしたら、数年後にレイアウトが完成したとしても、走らせる機関車がない! という事態も危惧されます。
 そこで、少しづつ、蒸気機関車を増備していこうと考えたのです。
 増備の第一弾は、「9600九州タイプ・標準デフ」です。 
9600九州タイプ標準デフ
 9600は新品がまだ市場にあり、私がいつも利用するIMONでは、48,400円で販売されていますが、鉄道模型専門ではない中古品販売店のネットショップで 36,080円の商品を見つけました。
 写真で見る限りでは、付属部品も手付かずで、本体の状態も良さそうだったので、迷わず購入してしまいました。
 ところが、開けてびっくり!

9600の不具合①

 下写真のように、加減リンクとエキセントリックロッドが上にずれており、本来あるべき姿ではありませんでした。(早く直したい一心だったので、この状態の写真は撮り忘れました。)
加減リンクとエキセントリックロッド
 えーっ! 商品説明にこんなことは書いてなかったよな! と思いながら、ネットショップにログインし、購入履歴から写真を確認すると、この状態がバッチリ写っていました。私の確認ミスです。(その写真の掲載は、著作権の問題があるので見送ることにします。)
 変な位置にあるロッドを見て、いささか頭に血が上りましたが、落ち着いて対処方法を考えました。
 レールの上でゆっくり走らせながら、エキセントリックロッドが下がり切った位置で停止させ、加減リンクとの接続部分をゆっくり押し下げたら・・、ラッキー、直りました!
 
 胸をなでおろし、試運転を開始しましたが、すぐに次の不具合が発生です!

9600の不具合②

 当レイアウトには、”魔のカーブ”があります。

 R438のカーブ上で分岐が連なる区間です。最初の試運転の際、ここで脱線する車両は多く、この9600は、下写真の左から右に向かっての前進時に、先輪が必ず脱線しました。同じ9600でも、前に購入した製品は何なく通過します。製品の個体差って、やっぱりあるんですね。

魔のカーブ
 さて、この症状は、下写真のようにネジを緩め、意図的に上下左右のガタつきを大きくすることで解消しました。
 ただし、ネジを緩めただけだと、いずれネジが脱落するので、ネジの固定方法を考える必要があります。そこで、まだ試してはいませんが、ネジ径と同じ太さのプラ棒を短く切って、ネジ穴に挿入した後でネジを締めてみようと思っています。
先輪の固定ネジ
 以上で不具合はめでたく解消しました。
 動画は、混合列車を牽引しての試運転です。
 プラ製と言えど、私にとっては高価な機関車です。
 今回は、修復可能な不具合だったので事なきを得ましたが、やっぱり鉄道模型は、しっかりした専門店で購入するのが一番だと思います。
 本日も、ご訪問ありがとうございました。