主に阪奈間で運行され、阪神直通列車への充当も多い「ならしかトレイン」ですがラッピングと車内装飾で乗車するのが楽しみな車両になっており、2編成いるので狙いやすいのが良いです。阪奈間を走る近鉄車は以前はラッピング車の数が少なく、阪神車に押され気味な感じがしましたが現在は「ならしかトレイン」が2編成と志摩スペイン村ラッピングトレイン(5800系DH01)がいるため阪神車より面白くなったと感じることもあり、ラッピング車様々です。


(2023.1.11 尼崎にて撮影)

 「ならしかトレイン」は当初1026系VH27を使用して運行を始めましたが好評だったのか暫くしてVH29にも同じ装飾を施して2編成になり、「ならしか」同士のすれ違いや並びも見られるようになりました。ただ私はまだ「ならしか」同士の並びは見ていないので運行期間中に一度は見てみたいと思っています。


(2023.1.11 撮影)

 「ならしかトレイン」(ク1127)の車内です。化粧板はそのままですが側扉のみ壁紙で装飾され床や座席モケットも専用仕様になっています。拘りを感じる内装ですがこれを2編成にしたところに近鉄の凄さを感じます。


(2023.1.3 撮影)

 一般席は鹿柄のモケットが採用され、袖仕切りとの相性も良い感じだと思いますがこのモケットは標準塗装に戻っても維持してほしいと思っており、欲を言えば更新後も維持してくれたら有り難いです。


(2023.1.3 撮影)

 優先座席は緑色のモケットが採用されていましたがこちらは座面に鹿と山のイラストが入っており、緑色の床と上手くマッチしている感じがします。


(2023.1.3 撮影)

 最後は吊り革と中吊り広告です。鹿の飾りを取り付けた吊り革はこの車両の見所と言えますが一般席の部分だけで優先座席の部分には無く、残念ながら鹿の飾りを付けたオレンジ色の吊り革は実現していません。