また少々旅に出てました。

しかもこの記事と同じ中国地方に。

その時の模様は後ほど。


呉線経由で広島に到着。

ここからは芸備線に乗車します。


芸備線は広島と備中神代を結ぶローカル線です。
かつては陰陽連絡路線として重要な役割を果たしていました。
しかし、現在は往時を見る影もなく、寂しいローカル線に。
広島周辺こそ、途中下深川駅まで区間運転も設定され、利用者もそこそこいます。
三次、さらに乗り換えて岡山方面へ抜ける列車は、だいぶ本数も少なく、旅行の際はよく検討してからでないと大変なことになります。
広島 11:05発 普通三次
タラコ色のキハ47に乗り込みます。
ローカル線といえばこの車両です。

窓まわりは大きく更新工事を受け変化していますが、座席は変わらずの姿。
さほど混雑もなく、ボックス席に腰を落ち着かせ、のんびり揺られます。
車窓猫。
ぽかぽか暖かそう。
三次駅に近づくと、草に埋もれた線路が見えます。
こちらは2018年3月に廃線となった、三江線の廃線跡。
三江線もかつては陰陽連絡路線として活躍しましたが、末期は鉄道ファンくらいしか乗客がおらず、ついに廃止されてしまいました。
私が最初に三江線を旅した際も、貸切状態だったのを覚えています。
一方で、廃止直前にも2駅分だけ乗りましたが、2両に増結された列車に収まりきらないくらいの混雑でした。
廃止が決まると皆さん乗るんですよね…
三次からの芸備線も、かなり寂しい区間になります。
備後落合まで上下1日9本しかありません。
さらに、備後落合から新見へ抜けるとなると、乗る列車はかなり限られます。
以下、参考になります。

上り 
三次(13:00)→(14:21)備後落合(14:36)→新見(16:02)
三次(17:23)→(18:42)備後落合(20:12)→新見(21:36)

下り
新見(5:17)→(6:34)備後落合(6:44)→三次(8:06)
新見(13:02)→(14:28)備後落合(14:39)→三次(16:01)
※現行ダイヤにて記載

このように、どの列車にしようか…なんて選択肢はほぼないです。
なので、18きっぷシーズンとなると、皆が同じようなルートを選ぶため、この区間はそこそこ混雑します。
私は平日の利用だったため、席にありつけることはできました。
三次 13:02発 普通備後落合
途中の主要駅・備後庄原
庄原市の中心ということで、三次〜備後庄原は区間運転も設定されています。
備後落合 14:21着

芸備線と木次線が落ち合う駅、備後落合に到着。
周りには何もない秘境駅のような、日本で一番寂しい乗換駅です。
かつては100名を超える鉄道関係者がこの駅に勤務していたそうですが、見る影もないほど廃れています。
そんな駅でも、接続列車があるときは一時の賑わいを取り戻します。
また、この時間帯は木次線とも接続し、より一層賑わいを見せてくれます。

備後落合から先、日本で一番の赤字路線の旅は次回へ。