氷見駅からの折り返し列車を越中中川駅で下車し、万葉線広小路駅へ。1㎞ほどの道のりをのんびり歩き進んでいくと、途中高岡古城公園が見えてきました。

 

 

加賀前田家二代当主前田利長公が築城した高岡城は、県都富山市富山城を差し置いて県下唯一の日本100名城にも選定されており、園内には小規模ながら動物園なども整備された、市民憩いの場として親しまれています。

 

実は私自身、ここには一度来たことがあります。あれはもう20年以上前・・・ 当時交際していた女性と、北陸方面へドライブに来た際に立ち寄ったことを覚えています。確か動物園にも行ったような気がしますが、イマイチ記憶があいまいです。今となっては遥か昔の遠い思い出、仕方ありません。といっても別に感慨にふける気持ちはさらさらなく、今日は素通りするのみではありますが、昔来たことがある場所に長い年月を経て再来すると、それまでの月日の経過があっという間に感じられて、時に流れの速さの残酷さに何とも言えない気持ちになってしまうことがあります。これ、きっと私だけではないハズですよね。賛同してくれる方、いるかな。

 

そして15分ほど歩き、無事広小路駅に到着。

 

 

ここから越ノ潟行きに乗り、まずは東新湊駅へ向かうことにします。時刻はすでに12時半を回り、だいぶ空腹ではありますが、とりあえず今は食事はおあずけ。『テツ』に徹することにしましょう。

 

万葉線の車両に30分ほど揺られ、東新湊駅へ。

 

 

ここまで連れて来てくれた列車に別れを告げ、駅付近を散策することにします。

 

 

というかこの車両、古いのは仕方ないにしても、中がちょっと臭かったような気が・・・ あまり心地いいものではないというかなんというか。万葉線はこの時間帯でも15分間隔で運行と、地方都市の鉄道としてはかなり頑張ってくれているわけですが、さすがにこればかりは書かずにはいられませんでした。といっても別に悪し様にけなしているわけではありません。ちょっと残念だったかな、というのが正直な気持ちです。

 

さて、ここで下車した目的は、訪問駅を増やすことはもちろんとして、500mほどのところにある放生津八幡宮への参拝。静かな雰囲気の住宅地の中を10分ほど歩き、目指す放生津八幡宮が見えてきました。入り口の場所を勘違いして、神社の周りをぐるっと一周歩く形になってしまったのはご愛嬌w

 

鳥居をくぐり、さっそく参拝スタート。

 

 

 

 

創建は746年(天平18年)と伝えられ、主祭神は応神天皇とのこと。思っていた以上に規模が大きく、歴史というか風格というか、そういったものがビンビン伝わってきますね。

 

キッチリと参拝を済ませ、社務所で御朱印もいただき、放生津八幡宮をあとにします。

 

ただ、このまま普通に東新湊駅へ戻っても、あまり面白くありません。幸い万葉線は駅間距離が非常に短く、次の海王丸駅までの距離も1.2㎞ほど。ということで、その海王丸駅までのんびりと歩いて向かうことにしました。