MENU

2023年4月:石北本線リベンジの旅(その2:特別快速きたみへ乗車)

こちらの続き↓

北見駅から旭川駅まで、特別快速きたみに乗車する。石北本線は、途中の白滝駅〜上川駅の間を通過する列車が、普通列車1本、特別快速きたみが1本、特急列車が4本と極端に少なくなっている。そのため、旭川駅まで直通する特別快速きたみは非常にありがたい存在である。

旭川まで3時間22分。特急列車だと3時間を切るだけに、特急に匹敵するほどとまではいかないが、料金不要の列車としては申し分ない速さ。ダイヤも特急の空白時間帯に設定されており、特急を補完する列車となっている。そういえば、この時期に行ったのは青春18切符の時期を外すという意図もあった。

列車別の改札を行なっていたため、しばらく改札外で待機。10分前ぐらいになると改札の前に十人ぐらいの列ができていた。中には、自分と同族で列車の旅を楽しみに来たと思われる人、キャリーバッグを持つ人や、特急の往復切符?の乗車券部分のみを使用したい旨を駅員に話している人もいて、長距離利用客が多いようだった。

特別快速きたみへは、網走からの北見止まりの列車が接続しているため、乗り継ぐ方々はすでに列車に乗り込んでいることだろう。混雑具合がわからず、少しばかり不安になる。

改札が始まり、ホームに出た。まずは駅名標の撮影など。

改札の目の前のホームにはキハ40形が停車していた。次に1番線にやってくるのは特急なので、回送列車だろう。

この編成、後ろに「北海道の恵み」の塗装車両を連結していた。

さて、乗車する特別快速きたみは、跨線橋を渡って3番線から発車。キハ150形の単行列車が停車していた。てっきりキハ54形が運用に就いていると思っていたので、意外だった。

固定窓が並ぶ外観。

特別快速の種別幕。特別快速の字幕ともなるとレアだろう。

車内は程よく座席が埋まる程度。ボックス席は四人席に二人が相席するぐらい、ロングシートは一人分の間隔をおいて座れる程度。最後部に近いロングシート部分の一角を陣取った。

特別快速と言っても、北見から数駅の間は各駅に停車していく。北見市内の利用もあるようで、停車するたびに数人ずつ下車客が見られた。

北見駅から3駅目の相内(あいのない)駅。駅前は宅地が多いが、駅間には田園風景が多くなってきた。

留辺蘂駅。「る」から始まる、駅名しりとりの中では貴重な駅。北見駅からは、この留辺蘂駅や、次の西留辺蘂駅までの区間列車が運行されており、北見駅の勢力圏はここら辺まで。

次の西留辺蘂駅を通過すると、山の中に入っていく感じになってきた。

金華信号場で停車し、特急オホーツクと交換。この時期はすでにキハ183系が引退し、キハ283系3連が運用に入った。隣にホーム跡がある通り、最近まで金華駅として営業していた。

次の停車駅は生田原駅。文学館や図書館を併設した立派な駅舎である。特急停車駅でもあるので、そこそこの規模の町なのだろう。

駅は2面2線の独特な配線となっていた。

やがて東側から線路が合流し・・・

主要駅である、遠軽駅に到着した。界隈には有名な話かと思うが、スイッチバック駅となっている。写真でいう駅名標の左側には名寄本線が続いていたのだが、廃止され、石北本線部分がスイッチバックという形で残っている。

遠軽駅では8分間の停車時間があるので、少し外に出てみる。遠軽駅はホームの上屋も木造となっており、レトロな造りとなっている。

途中下車できる切符だったため、駅の外に出てみた。木造駅舎は高台に位置し、駅を出たらすぐ階段を降りるようになっている。

木造の駅舎に、趣のある駅名標。

再びホームへ戻り、瀬戸線/安国方面を望む。列車は遠軽を出ると、一旦きた道を戻るように出発する。

そして反対側。昔はこの先に名寄本線が続いていた。

ホーム上の、特別快速きたみの発車案内。写真ではわかりにくいかもしれないが、一番下に「紋別・名寄方面」との表示があり、当時使用していたであろう案内が残っていた。

向かい側のホームも、行灯式のレトロな案内板が残っていた。

まだまだ見どころはあるかと思うが、停車時間が8分しかないため、これぐらいまでにしておいた。乗客は半分ぐらい入れ替わり、全体的には少し減っただろうか。北見〜遠軽でまだ1時間。旭川まであと2時間ぐらいかかるため、旅はまだ序の口である。

(つづく)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次