近鉄の角ボディ車では唯一の3両固定車になる2050系は名古屋線系統で準急や普通電車を中心に活躍していますが2編成6両のみの少数派であり、出合うことが出来たらラッキーです。非ワンマン車なので湯の山線や鈴鹿線に入線することは原則としてありませんが貴重な角ボディの3両固定車なのでこの両線に入る所を見てみたいと思っており、平日に1回走る平田町行きの急行に充当される姿は特に見てみたいです。


(2019.4.29 近鉄蟹江〜富吉間にて撮影)

 津新町行きの普通電車に充当される2050系RC51です。見た目は大阪線で活躍するトイレの無い1400系を3両編成にした感じですが2M1Tであるため下り方の先頭車はMc車(モ2050形偶数車)であり、床下にはコンプレッサー(CP)と抑速制動用と見られる抵抗器を搭載しています。


(2019.4.29 近鉄蟹江〜富吉間にて撮影)

 2050系は2編成共にB更新が完了しており、乗務員室仕切り部や妻面、側扉に黒系の化粧板を採用するなど内装が大きく変化していますが後期施工車になる2050系では前照灯のLEDライト化は行われておらず、外からでは施工前と施工後の区別が付きにくいです。写真はB更新施工前ですが2050系は最初の更新で化粧板や床材をシリーズ21と同等のものに変えていたため大規模な内装更新を2回行ったことになり、「一般車の体質改善もしっかり行っているな」って感じました。