ゼロカーボンベースボールパークほか | 鉄道で行く旅

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2023年7月28日に、甲子園球場に関する新しいニュースが出ました。(神戸新聞へのリンクです)

『阪神電気鉄道は28日、甲子園球場(兵庫県西宮市)のシンボルで、内野席を覆う大屋根「銀傘」を一、三塁側のアルプススタンドまで拡張すると発表した。熱中症などの暑さ対策を強化する狙い。アルプスは夏の全国高校野球選手権大会で各校の応援団が集う場所だが、年々暑さが厳しさを増す中、観戦環境の改善が必要と判断した。』ということです。

 

続いて、阪神電鉄のゼロカーボンベースボールパーク(尼崎)についてです。

阪神電気鉄道株式会社及び株式会社阪神タイガースは阪神タイガースのファーム施設(現・西宮市鳴尾浜)を尼崎市・小田南公園へ移転します。
阪神タイガースファーム本拠地として、日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎、タイガース練習場、室内練習場、選手寮兼クラブハウスを新設します。また、阪神タイガース選手が試合や練習に励む雰囲気を身近に感じながら野球を楽しめる小田南公園野球場やくつろげる広場、散歩やランニングができる周遊コースも整備するなど、ここにしかない、魅力ある公園が2025(令和7)年に誕生します。

 

↓工事中の小田南公園です。(2023年5月撮影)

太陽光発電は日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎スコアボード背面や室内練習場、選手寮兼クラブハウス屋上に設置を予定しており、さらに蓄電池も設置することで、太陽光発電で発電した電力を極力自家消費できるようにします。太陽光発電・発電量は年間約73万kWhを計画しており、これはナイターゲームも開催予定の日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎で推定される年間電力使用量の80%以上となります。

 

高性能断熱材の屋根や壁、Low-E複層ガラス、高効率空調機(高効率型ヒートポンプパッケージエアコン)、全熱交換器、昼光センサー・調光機能付きLED照明、高効率給湯機(ヒートポンプ式給湯器、潜熱回収型ガス給湯器)、高効率型モーターによる換気設備等の採用や、それらの電力消費量を「見える化」するエネルギーマネジメントシステムの導入により、野球施設としては初めて日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎はZEB Oriented、室内練習場はZEB Readyの認証獲得を目指します。

 

太陽光発電および蓄電池による電力で不足する分は、「尼崎市エネルギー地産地消促進事業」に基づき尼崎市のクリーンセンター(ごみ焼却施設)で発電されたCO2排出量ゼロのクリーンエネルギーを活用することで、脱炭素に取り組みます。

 

球場内売店で利用する飲食包材は紙をはじめとするバイオマス素材を活用するとともに、使用するレジ袋もバイオマス素材配合の袋を活用いたします。

 

日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎の屋根に降った雨水を地下貯留槽に貯め、新たに掘削のうえ地下に貯留する井水と合わせてグラウンド等への散水やトイレの洗浄(来場者はじめ選手等が利用するすべてのトイレ)に利用します。1日に想定される最大利用量(約300㎥)をすべて雨水・井水で賄うことを想定しています。

 

現在の小田南公園内にある樹木のうち、現在来園者に親しまれているイチョウやウメをはじめとした一部樹木を工事期間中は別の場所に移植・管理し、新たな公園内に移植いたします。加えて、四季を感じる様々な樹木を新たに植樹いたします。

 

ゼロカーボンベースボールパークの予定地でした。

 

↓阪神電車の大物駅です。

8000系8523F

 

5700系

 

山陽5000系

2023年5月に現地(阪神電車の大物駅付近)で撮影した画像でした。