【なにわの日】TOMIX 92819 サロンカーなにわ | 金屋代かずおのお部屋

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未だに現役

明日は7月28日です.これまでこのタイミングで紹介したくても紹介していなかった「サロンカーなにわ」を紹介します.団体臨時列車を中心に運行される「ジョイフルトレイン」の事実上最後の生き残りで,Nゲージ鉄道模型ではTOMIX製品が昔からのロングセラーです.

テールライトは光るのですが,昔の構造ですので導光させるには付属のテールライトパーツを取り付ける必要があり,この取り付けがとても大変です.筆者が導入したのはかなり前であり,取り付けは行っていません.

サロンカーなにわで特徴的であるのはなんといっても,通常は下関方に連結されるサロンカーです.この車両は防弾ガラスになっています.

その隣,オロ14 706は整備されていますが,模型では一部窓閉塞前,また,洗面台窓も閉塞前です.旧塗装時代から製品があるためです.

サロンカーなにわを使用する列車の運行機会も年々がくーんと減っており,警備上の問題もあり,もはや蒸機に牽引されることはおそらくないと思います.そもそも,「サロンカーなにわ」はこれまでの検査周期を踏まえると2023年に全般検査を受けなければなりませんが,執筆日現在,全般検査を受けるために吹田または網干に入場する,という話は出回っていません.ひょっとするとJR西日本内部で検査期限変更か,「サロンカーなにわ」自体に休車がなされた可能性もあります.少なくとも2020年4月〜9月の期間,走行するだけで多くの人々を呼び寄せるこの車両はどのようにしても使いようはなかったのです.

 

模型としては現行仕様を他社からでも販売して欲しいですし,かつて宇高連絡船で四国に渡ったこともある旧塗装も再販して欲しいと思います.

 

※当記事に限らず,憶測・予測の域を出ない内容を書いていることがあります.ご注意ください.

 

  ところで

「サロンカーなにわ」がいまだに現役である理由に,JR西日本で非電化区間を走行可能な,防弾ガラスを装備した車両が「スロフ14 703」以外に存在しないことが挙げられます.実際の運用では防弾ガラスを装備した車両で輸送すべき要人がいる場合は自動車を使えば良いのですが,「存在しない」ことは少々ならぬ問題と思えます.筆者としてはこの解決策に,2024年秋に登場する予定のキハ189系を改造する観光列車に防弾ガラスが装備されないか注視しています.

 

その予行となる,敦賀〜城崎温泉を京都丹後鉄道線経由で結ぶ団体臨時列車が10月・11月に運転されます.

 

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230721_00_189DANRIN.pdf