レール輸送に活躍するチキ5200形貨車。JR西日本下関総合車両所から2両が出場し、7月24日に電気機関車EF65形1000番台(PF形)のけん引で山陽本線を上って行きました。

 

チキ5200形は2両1組で長さ25㍍の定尺レールを輸送する貨車で、コキ10000形コンテナ貨車を改造して1979(昭和54)~81年に登場しました。今回の2両はレールを生産するJFEスチール西日本製鉄所最寄りの東福山駅(広島県福山市)に常備の貨車のようです。

 

 

EF65 1131にけん引されて山陽本線を上るチキ5200形。一瞬単機に見えましたが、後ろに2両ぶら下がっていました。車番は見逃しましたが、写真を確認すると1両はチキ5346でした。もう1両はチキ5347と思います。1131号機は全検から3年以上たち、塗装がまだらになってきているのが気になります

 

 

チキ5200形はレール緊締装置などが外されているようで、台枠上は平べったい状態でした。私は貨車は詳しくないのですが、鉄板が張られていて隙間がないようです(勉強になりました…)

 

 

 

この日は所用の流れで下関市内の線路沿いを通っていたので、休憩がてら撮影。久しぶりにEF65PF形の姿を見ることができました。やはりクルマ移動の際も、線路近くの道路を選ぶと良いことがあるようです…。

 

チキ5200形も登場から40年以上、改造前のコキ10000形から考えると車齢約55年と、かなりのベテラン車両です。いずれ置き換えになりそうですが、レール輸送は機関車けん引方式でなくなる可能性があり、PFファンとしては、こうした工事用臨時列車の行方も気になるところです。

 

 

 

 

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