茨城交通 ローズライナー号乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

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茨城交通の「高速成田空港線ローズライナー乗車券」をご紹介いたしましたので、ついでに平成10年に発行されました古い様式の券もご紹介いたします。

 

 

地紋は「ローズライナー/ROSE LINER」の文字が連続で灰色で印刷されておりますが、橙色の用紙が用いられています。

 

昨日のエントリでご紹介いたしました現行券と同じく2片式となっておりますが、双方の券片とも「ローズライナー号乗車券」と印刷されていて「領収券」の記載は無く、恐らくは現行券と同様に右側が「乗車券」で左側が「領収券」と思われ、当時は現在のように複数の区間で発行可能な記入式の券では無く、乗車区間が印刷された常備券で、この券は小児専用券で大人専用券も別に設備されており、用紙の色が異なっていた可能性がありますが、この券しか購入しておりません。

 

乗車地は「茨交勝田(営)・勝田駅前・茨交ツーリスト(水戸駅前)・茨交浜田(営)」となっておりますが、現在は水戸駅は南口発着に、浜田営業所には立ち寄らなくなり、「茨交ツーリスト」は当時は水戸駅北口に存在した旅行業を行う茨城交通の子会社でしたが、平成17年10月に茨城交通に吸収合併されて消滅しています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

左側の券片の「切り離し無効」の記載は現行券と同じですが、右側の券片の記載は当時は「手荷物について」が上段に大きく記載され、その下に「ご案内」が記載されており、現行券とは記載が上下に入れ替わっています。