東武東上線10000系“10R車”を追う!⑨ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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身近な場所こそ、記録怠らぬよう 


6月27日の続きー。

成増でパワーを補給しつつ、引き上げ線へ折り返しのため出入庫する10000系を記録。

かつては8000系8111Fも遠目に見たポイント。

いつからか、沿線を歩いて付近で気が向いた時に記録撮影もするようになっていた。

意外にブログには書いてこなかったけど。

成増は20年以上前から折々に馴染みがある街だが、まだまだ知らない部分が多い。

少し深呼吸して、今目の前にあるものをしっかり記録していかないと。


それにしても、この成増の引き上げ線は同様の用途に使う線路の中では極めて特異な配線だ。

その形態から、出庫の際もタイミングによっては極めて珍しい動きを取る。


上り電車が通過するタイミングで…同時に出庫!


下り線を逆線走行の形で塞ぎ、2番線に同時進入していく。


逆線走行区間はほんの数十メートルに過ぎないが、こうした走りは傍から見ると実に面白い。

しかも、ここでは2ヶ所の踏切を通過する。

それを、日中でも1時間あたり多くて6回も見れるのだ。

比較的過密なダイヤを縫ってポイントを渡っていくさまは、なかなかに壮観である。


そして、さらにもう1本の出入庫を見守る。

今度は11003Fが登場。


10030系の動きも、見逃してはいけない。


粛々と収まり、一時の静寂が。

しかし車内では、乗務員が素早くエンド交換に取り掛かっている。


過渡期の軽量ステンレス車体。

東急車輌の提案を取り入れつつ、アルナ工機、富士重工でも製造しやすいコルゲート車体に。

前面の丸味を帯びた額縁スタイルも、今見るととても秀逸かつ機能的にまとめられていた。

それが40年も第一線で走り続けられた最大の要因になっているのだろう。


そして、駅寄りの踏切に移動し…

またまた並走による出庫を捉える!


踏切上に架かる歩道橋の暗さは少し気になるが、ダイナミックな並走は魅力的!


10000系に限らず、可能な限りタイミングを見て様々な競演を捉えにいってみたい。

願わくば、10000系同士が並ぶ機会が見られれば良いのだが…


さて、この後はまた東上線に乗り、10000系の撮影を継続しようとしたのだが…

和光市では微妙に撮影ポイントに間に合わなかったり。


とりあえず気を取り直して、後続の11003F撮影に向けて場所を探すが…


柳瀬川に戻ろうとして、失敗!

すれ違ってこの日の記録を強制終了!


結局、東武東上線に慣れていないことから招くミス。

絶妙なタイミングで場所選びに失敗、肩透かしを食うパターンが他の路線より格段に多いのだ。

まだまだ、東武東上線の奥は深い…これは、沼に嵌まったか??