16日独立リーグ観戦。もちろん野球を観たかった。

 留萌での開催は年に一度の機会だから公休日だし、行かなきゃもったいない。ってこともある。

 

 でも、それだけじゃなく、廃線となった留萌本線留萌駅を眺めに行くってことも理由の1つ。もしかしたらメイン。

 

 駅だった建物。「JR留萌駅」の文字が外され、鉄道利用者の入口は塞がれていました。

 

 留萌駅が現役だった頃、待合室に流れていたラジオ・地域コミュニティFM放送「FMもえる」は、まだ旧駅2階で健在。

 

 石狩沼田から留萌駅までの区間を廃止した時、駅舎をすぐに解体して再開発すると青写真を発表していたんです。

 でもただ今とん挫中。FM局は関係ありません。

 あくまでも、市の計画通りにことが進まないだけです。

 

 線路の撤去すらできない現状。数億の赤字を理由に廃線にして数百億の撤去費用は出せる。不思議な会社JR北海道。

 

 現在一部のレールを外して、駅裏手の道の駅への連絡通路としています。

 

 コーンが置かれた外側は鉄道用地。立入禁止です。ルールを破ると鉄道法違反で逮捕されます。

 廃線後の線路でも鉄道法は適用されます。

 

 今春石狩沼田~留萌を廃線とした以前、留萌~増毛の区間が廃線となっていて、留萌駅は終着駅でした。

 増毛方面に置かれた車止めが寂しそう。

 増毛への鉄路が消えるより前には日本海沿いに羽幌を経由して幌延への線路もあったターミナル駅だった留萌駅。

 今頃からは旭川からの海水浴列車が鬼鹿や臼谷に向かう乗客で賑わっていた時代。あれは遠い昔のことになってしまった。

 そんなこと話すのに「留萌ってどこ?」ってことから話さなきゃいけない。

 

 廃線王子知事が主導でJR北海道の線路を剥ぎ取る際のバス代替が、実はバス会社との確約なく進められていることが表面化してきました。

 

 石狩沼田から留萌までの廃線決定時、廃線後は沿岸バスが代替バスを運行しますということが既定路線のように語られていました。

 でも、最近出てきた話として、留萌管内でバスを運行している沿岸バスが、JRから廃線後の代替バスを走らせてくださいという話は一切なかったと表明。

 旭川までの路線は以前からあった。これは自分たちの路線。JRの廃止・存続に関係ない。というのがバス会社の言い分。

 JRと道は沿線自治体に鉄道利用の現状と廃止後のプランを示して、自治体が住民の足を責任もって維持するのならと廃線を受け入れる。密室会議ってこんな流れで、後は住民説明会という名ばかりの廃線報告会。

 

 本来なら、代替輸送のバス会社に1日〇便の確約を取り付けて、駅と幹線道が離れていればバス停をどこにするか調整する作業があります。

 でも廃線王子知事は、そこ廃線ならバス会社は1つだけだから調整は不要だ。って感じ。

 

 沿岸バスが深川・旭川方面のバス減便の方針を今ごろ市と道が知って慌てているらしい。ザマーかんかん。

 

 そういえば、函館本線・山線区間も中央バスが運転手不足で代替バスは中央バスで!という話は受け入れられませんとハッキリ言っています。無理!って言ってるし、現在の運行も見直し中だそうです。

 余市~小樽の3セク化が再燃です。

 倶知安は25年度で廃線にしてくれなきゃ、新幹線駅建設に支障出ると騒ぐけど、代替バスの確約がないのに廃線の話していたか!?と黒松内町は怒る。

 だから言いなりになって廃線OKにハンコ捺すなって言ったべ。

 町としては廃線に反対だけど、両サイドが賛成なら途切れた線路が残るだけと反対の旗をおろした蘭越町は今ごろ蒼褪めているかも。

 

 北海道の鉄路を消したい廃線王子は所詮都庁からの出向職員です。北海道を首都のものさしで札幌に集約したいんだろうけど、田舎モンをバカにしてるのがミエミエだっちゅうの。このタクランケのほいとっ子が。

 

 面白い展開になってきました。