KATO製キハ85系の旧製品(第一世代/第二世代)が7両あり、現行製品(第三世代)のレベルに近付ける作業を順次行っていますが、残った細かい作業を行ないました。

 

⑥ 所属標記とJRマークの追加

第三世代製品(手前)のキハ85-0/1100とキロ85-0には、3位側下部に所属標記(海ナコ)とJRマークが印刷されていますので、第二世代(中程)の該当車両にもインレタを転写することにします。

 

所属標記は世田谷総合車輛センター製(あじさい亭で販売)を購入しました。JRマークは小サイズで、7年位前にオークションで入手したものです。

 

第二世代(10-402)のキハ85-7(奥側)とキハ85-116(手前)に、所属標記とJRマークのインレタを転写しました。他に第一世代のキハ85-3と、第二世代のキハ85-8(改番)の2両がありますが、京都丹後鉄道のKTR8500形に改造予定につき、インレタ転写はしていません。

 

⑦ 運転台パネルの黒色化

前面ライトの遮光板の上面には、運転台パネルと運転席の椅子が再現されています。この遮光板は、第一世代/第二世代の製品(左側)はシルバーモールドの一体成型ですが、第三世代の製品では構成が変更されて、下部は従来と同様にシルバーモールドですが、上部は別パーツの黒色モールドに変更されています。実車の運転台パネルが黒色であることから、これを再現したようです。

 

第一世代/第二世代も、運転台パネルと運転室内に相当する部分を黒色(半ツヤ)に塗装することにします。左側の3個がキハ85-0番台用、右端の1個がキハ85-100番台用の遮光ケースです。何れも、客室側を6mm幅、運転士用の座席面を2.5mm幅×6mm長のマスキングテープで覆いました。

 

Mr.カラースプレーのセミグロスブラック(No.92)で吹付塗装をしました。運転席の座席は灰色ベースに赤み(奇数車番)または青み(偶数車番)掛かった色合いですので、地色を活かしています。

 

運転席の存在が目立たなくなり、元々の方が良かったような、なんとも微妙な感じです。

 

グレードアップ作業が一通り終わった第一世代のキハ85-3(左端)、第二世代のキハ85-8(左から2番目),キハ85-7(左から3番目),キハ85-116(右端)の4両です。

 

⑧ 室内灯は現状維持

第一世代/第二世代の製品では当初から電球式の室内灯が標準装備されていますが、第三世代製品では室内灯が未装備でオプション扱いとなっており、別途購入の「LED室内灯クリア キハ85系用・5両分入」(品番11-223)が指定されています。ところが、指定の専用室内灯は、現在入手困難なこともあって比較ができませんので、第一世代/第二世代の製品の各車は取り敢えず現状維持とすることにしました。

 

第一世代/第二世代の製品を第三世代並みにグレードアップできましたので、引き続き丹鉄KTR8500形への改造を行うことにします。

 

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