高速軌道試験車 マヤ34です。
国鉄時代に全10両が登場し営業列車に連結して、あるいは単独の検測列車として軌道の測定などを実施していましたが、現在も残っているのはJR九州の1両だけになってしまいました。
機関車・電車・気動車など色んな車両との組み合わせも楽しめる1両です。
私鉄に乗り入れての検測もありました。
今回発売されたモデルはJR西日本の京都総合運転所のマヤ34 2005です。
マイクロエースからはこれまで何種類かのマヤ34が発売されていましたが、ここにきてJR西日本のマヤ34の製品化です。
品番:A0305 マヤ34-2005 京都総合運転所
Hゴムが黒色になっった末期の姿です。
検査標記や架線注意の表示も綺麗に印刷されています。
側面から。特徴ある3台車も的確に再現されています。
車番によって違いますが2005は、中央にHゴムの小窓があります。
「高速軌道試験車」「マヤ34 2005」「連結注意」
も全て綺麗に印刷済みです。
クーラー・ベンチレータのディティールもいい感じです。
張り出し窓部分のアップです。これも別部品を嵌め込んでいるようです。
張り出し窓の上面は帯色の黄色だったんですねえ・・・
換算標記(積空)も読めるぐらいにです。ダクトは別パーツのようです。
所属は末期の設定で「京キト」になっています。
その昔は「大ムコ」だったよなあ・・・
中間台車は左右にスライドするようになっています。F級電機と同じ造りです。
2連のATS車上子も再現されています。
屋根パーツは全て別部品、AU12が3基とT型ベンチレータです。
この辺りは居住スペース?寝室・お風呂らしきものがあります。
長距離の検測もあったのでとのことです。
相変わらずのマイクローエース製品の屋上機器は接着剤止めです。
どうやらベンチレータだけは嵌め込みみたいでクーラーだけが接着剤。
台車はTR202Aです、こちらは車端側用。
同じくTR202Aの中間台車用で、両端用と若干違う気がします。
カプラーは台車マウントのアーノルドカプラーが標準装備です。
車輛の両端の機器箱は外れるようになっています。
カプラーが取り付けできるみたいですが、他社製オプションはサポート対象外です。(と箱の裏にしっかり書かれています)
如何にもTNカプラー付けて下さいみたいな車体構造です。
無加工で取り付け出来そうですがどうでしょうか?
我が家の余りもののTNカプラーを付けてみます。(0371)
よく見たら床板に黒いテープが貼ってありますが無視しておきます。
剥がさないほうが良さそうです。
ちなみにテールライトスイッチは台車の前方にあります。
台車後ろ(画面右)にスイッチかと思わせておいてフェイントでした。
無加工で0371のTNカプラーが付きました。
でもTNカプラー化してしまうと車端の機器箱が取り付けられなくなりますのでディティールダウン。
必要なら加工して接着剤で貼り付けることになりますね。
だったら純正品のマイクロカプラーならどうよ?
ってことで付けてみたらピッタリ付きました(当たり前?)
但し、純正品ながらマイクロカプラーはマヤ34のオプション品扱いではありません。
余談ですけど、台車横のパーツ(何という部品?)は嵌め込んであるだけなので、外れて紛失なんてことに注意しなければです。
台車を分解する時は気を付けないとですね。
元々台車に付いていたアーノルドカプラーです。
カプラーはTOMIXで言うところの長さLです。
これが台車からなかなかはずれなくて、結局引っ掛けのところを削ってしまいました。
大抵のマイクロエースの台車はすんなり外れるのですが、マヤ34は何故こんなにキツイ?
<連結間隔の比較>
①アーノルドカプラーの場合、連結間隔はかなり広くてイマイチ・・・
製品状態はこれなので。
②マイクロカプラーの場合
まあ許容範囲の連結間隔ではありますが、車端の機器箱が付けれません。
※EF81側はKATOナックルカプラーです。(Lを使っています)
KATOナックルカプラーとマイクロカプラーは繋げないことはない。
③TNカプラーの場合
実際はこんな編成は無かったかと思いますが。
連結間隔はかなり実感的になりました。
連結間隔だけで言うと、TNカプラーがベストです。
が、しかし、マヤ34なのでやっぱり両用連結器を付けて色んな車両と繋いでみたくなるのが人情です。
ということで、KATOのカプラーで両用連結器にチャレンジです。
KATOのカプラーで床下のスカスカ感も解消できると思います。
そのためにはKATOのパーツを探さないとです。
最後までご覧いただきありがとうございます。