今朝の東海地方は薄曇り、梅雨明けを待ち遠しく感じるこの頃です。それでも梅雨時の重苦しい空が似合う風景もあるものです。関西本線名古屋口、沿線はかつて名古屋水郷とも呼ばれた水田と小河川が流れる湿地帯が広がっていました。今では名古屋市中心部に近く開発が進みましたが所々に懐かしい風景が残ります。さる6月25日にキハ85系最後の特急南紀を見届けようと午後の永和駅へ降り立ちました。国鉄時代と変わらない永和駅に上り特急南紀6号が到着しました。客扱いのない運転停車です。関西本線は笹島から弥冨間は単線のまま、優等列車とてたびたび運転停車があります。駅の中線は貨物列車退避線ゆえ非電化となっています。

 

信号が青に変わり名古屋へ向け発車します。編成は5両の増結運転となっていました。南紀を見送ったあと永和駅から徒歩で蟹江方向へ歩きました。定番撮影地、日光川の堤防へ来ました。

 

下り臨時特急南紀83号を撮影しました。先ほど永和駅で撮影した編成が折り返しで帰って来ました。

 

南紀といえば美しい海や山のイメージでありますが、私にとってはこの水郷地帯を走る姿も思い出深い風景、定期列車では最短2両編成で運転されていましたが、この週末は増結編成で最後の花を咲かせていました。

 

いよいよ上りありがとうキハ85南紀が日光川の鉄橋を渡って来ました。ワイドビューキロ85を先頭にした6両編成でした。この日ばかりは堤防で待ち受けるファンにタイフォンをプレゼント、感動のあまり思わず手を振り見送りました。

 

名古屋駅の高層ビルを目指しラストスパート、キハ85南紀は坂を駆け降りて行きました。

 

(撮影:Canon EOS7D Ⅱ)


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