名古屋・京都・大阪から伊勢志摩へ各1往復ずつ運行される観光特急「しまかぜ」はデビュー前のデザイン画や模型が公開された頃から「一度は乗りたいな」って思わせてくれましたがデビュー後は常に満席状態が続いていたためなかなか乗車する機会に恵まれず、初乗車はデビューから6年以上が経過した2019年11月30日になってしまいました。それ以降はほぼ乗車する機会に恵まれており、前面(または後方)展望が出来る席を確保出来たことも数回ありますが趣味的に面白いって感じたのは京都〜賢島間195.2kmを走破する京伊系統で、特に上り京都行きは伊勢中川で先行する阪伊乙を追い抜くのでそれも注目点です。


(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 「しまかぜ」は冒頭に書いたように名古屋・京都・大阪から伊勢志摩へそれぞれ1往復ずつ運行しているため京伊と阪伊が重複する大和八木〜伊勢中川間は2往復、更に全ての系統が集まる伊勢中川〜賢島間は3往復になるので狙う楽しみが多いですが予備車が無いため火・水・木はそれぞれ運休する系統があり火曜は阪伊、水曜は京伊、そして木曜は名伊が運休になります。ただ例外もあり夏休み期間中など利用客が見込める時は運休日無しのフル稼働になるため近鉄の本気度が伺えます。


(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影) 

 撮影した列車は京都10:00発の賢島行き9001レで、先に書いたように195.2kmを走破する列車ですがこれは近鉄特急は勿論大手私鉄でも最長距離を走る列車であり、たっぷり楽しむならこの系統がお勧めです。9001レで賢島入りした編成は同駅の3番のりばでそのまま待機し、その間に車内の清掃や点検を行って折り返し14:50発の京都行き9400レになりますが待機中もホームは閉鎖しないので撮影や見物は可能で、先頭車の前やロゴマークの前で記念撮影も出来るため有り難いです。