2年前に185系が踊り子運用から撤退した後生き残った編成は細々と団臨に使用されてきましたが、その中でC1編成が国鉄時代の横帯塗装に塗り替えられました。
ところが当局が金のなる木として出し惜しみしているのか運行回数は極めて少なく、なかなか撮影機会がなかったのですが、先週「広電から銚電への100周年バトンリレー号」という団臨として走ったので初めて参戦しました。
これは広島電鉄と銚子電鉄が創業100周年を迎えたことの記念列車との由ですが、別に広島から千葉まで長躯乗客を乗せて走る訳ではなく、今一コンセプトが不明瞭に感じられます。まあお祝い事のダシにするなら何でもいいのでしょうが(^^;)
営業運転は成田からですが当日は天気が怪しかったので、手近なお手軽ポイントで回送だけを撮ることにしました。
回送でも途中の幕張車両センターで専用幕(といってもシールですが)が着けられたのでお得感が満点です。
185系を撮るのは昨年6月の鉄道開業150周年号以来なので実に一年ぶりです。
ところで横帯塗装は国鉄時代新前橋区に配置されて高崎・上越線スジの特急に使用された200番台車に施されたもので、その後東北・上越新幹線が大宮から暫定開業した時上野から乗客を運ぶ新幹線リレー号にも使用されました。今回の幕はその時のものを模したもので非常に懐かしさを感じました。
当時浦和近辺によく撮影に行ったのでネガを探せばどこかにあると思いますが、直ぐに見つからないので代わりに200番台車が東海道の踊り子に入った写真で締めくくります。
因みにC1編成は200番台車ではないのでそういう意味ではナンチャッテになりますが、昭和の面影を求めて機会があればまた撮ってみたいと思います。