番外 平成23年3月11日まで運行されていた、九州新幹線連絡特急列車「リレーつばめ」終了直前の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、九州新幹線の博多~鹿児島中央間は、今から12年前の平成23年3月12日に全線開業しておりまして、これによりまして九州新幹線~山陽新幹線の直通運転が開始されております。
 
 ご存知のように、この全線開業によりまして九州新幹線内を運行します画像2の800系新幹線電車に加えまして、画像1のN700系新幹線電車(8両編成車両)が山陽新幹線~九州新幹線間を乗り入れるようになっておりまして、さくらみずほ「つばめ」の3つの列車(「つばめ」は小倉行きが1本存在するため)が両新幹線間を運行されるようになっております。
 
 特に、N700系新幹線電車に関しましては、JR九州所有あればJR西日本所有もありますので、そう言った所が山陽新幹線~九州新幹線間の直通に関わる部分でもありますので、そう考えますとこの形式の存在は特に大きいのではないかと思います。
 
 そんな現在は、「新型コロナウイルス」によります需要減や、割引切符の値上げや廃止も見られておりましたが、インバウンド客をはじめ多くの利用を得るまで回復しております。ただ、まだまだ「コロナ禍」前までの水準に戻っていないそうですので、今後さらに戻る事を願いたい所ではあります。
 

 さて、今回ご紹介しますのは、九州新幹線全線開通前日の平成23年3月11日まで787系電車で運行されておりました、九州新幹線連絡特急列車でもありました、「リレーつばめ」の運行終了直前の姿に関しまして、過去の画像から皆様にご紹介してまいります。
 
 (「リレーつばめ 鹿児島中央」行先)
 
 
 「リレーつばめ」に使用されておりました車両は、画像の運行開始から30年を超えました787系電車でありまして、現在も「かもめ」・「みどり」・「にちりん」系統・「きらめき」・「ひゅうが」で運行されておりますが、平成23年まではその博多~新八代間で運行されておりました「リレーつばめ」、そして博多~熊本間などで運行されておりました「有明」と鹿児島線系統で運行する姿が見られておりました。
 

 ここからは平成23年撮影当時の模様をご紹介してまいりますが、九州新幹線全線開業前日の平成23年3月11日と言いますと、この日は未曽有の大災害となりました東日本大震災が発生しました日でありましたが、この日は翌3月12日に九州新幹線が全線開通するという事で、787系電車で運行されます「リレーつばめ」や、先述のように現在は廃止されました「有明」も11両編成となります姿はこの日が最後でもありましたし、787系電車の運行も3月12日以降は鹿児島線長洲駅以南では見る事ができなくなるに至っておりました。
 

 この日を最後に、787系電車も多くの編成に転配や転用がなされておりまして、7両の「リレーつばめ」編成に関しましては6両に減車しまして「かもめ」や「きらめき」・「にちりん」系統の運用に転用(のちに「かもめ」編成は再び7両編成に増車されます)、4両の「有明」編成に関しましては、大分車両センターに全車転属しまして「にちりん」・「きりしま」・「ひゅうが」に転用されまして運行されるに至っております。
 
 (787系電車、「かもめ」)~7両編成
 
 (787系電車、「にちりん」系統・「きらめき」向け編成)~6両編成
 
 (787系電車、「にちりん」・「きりしま」・「ひゅうが」編成)~4両編成
 

 まずご紹介しますのは、平成23年3月7日に銀水~大牟田間で撮影しましたリレーつばめです。この撮影の中には787系電車最長編成であります11両編成の姿も撮影できましたりと、787系電車の堂々とした姿が見ていて印象に感じる所でありました。
 
 (「リレーつばめ32号」)~11両編成
 
 (「リレーつばめ3号」)~11両編成(全体は撮影できませんでした)
 
 (「リレーつばめ37号」)
 
 
 さらに、同日に平成23年3月11日で営業を終了しました船小屋駅で撮影しました画像です。この駅で撮影するのも今回が最後でありましたので、それを感じながらの撮影でもありました。
 
 (「リレーつばめ40号」)
 
 (「リレーつばめ42号」)
 
 
 そして、3月8日に博多駅で撮影しました、最後に「TSUBAME」として残っておりましたBM7編成による「リレーつばめ61号」です。この翌日、この編成も一旦ラッピングで「AROUND」化され、これにより全編成完了する事になりましたので、この姿もまさに最後の姿であった事には残念に思います。
 
 (「リレーつばめ」ロゴ)

 私自身、この時はこれ以外にも失敗した画像もありましたので、実質はまだ撮影できていましたが、それほど787系電車の割合が多かった事が改めてわかりました。とにかく、この賑わいもこの3月11日限りでありましたが、これらも新たなスタートを切るに至っている事は存じておかないといけない部分ではありましょうか。
 

 今回は、787系電車「リレーつばめ」終了末期の姿をご紹介しましたが、平成23年3月11日までは九州新幹線も新八代~鹿児島中央間の部分しか存在していなかった訳ですので、その分「リレーつばめ」の存在も大きかったようであります。それにしても、この運行最終日があの「東日本大震災」でもありましたし、翌3月12日の九州新幹線も式典もなく寂しいスタートであった訳でもあった事も忘れられない所ではあります。そんなこの787系電車も、新たな新幹線リレー特急リレーかもめとしての姿も見られておりますが、それでもこの「リレーつばめ」の存在も忘れないでいただきたいとも思います。