今年はラフマニノフ生誕150年のメモリアルイヤーということで、コロナ禍から復活しつつあるクラシック・コンサートのプログラムにはラフマニノフがやたら登場する。この一週間あまりで聴いた5公演すべてのコンサートがラフマニノフがらみだった。まあ、好きで聴いているのだから全然問題はないのだが。
そのうちの一公演の会場は、横浜みなとみらいホールだった。ラフマニノフ特有の甘美な旋律に浸った後、同行の友人と野毛で食事をしたので、帰りは京急を選択。日ノ出町駅のホームに上がると、ちょうどやってきた電車は都営5500形のエアポート急行だった。自社線に戻らずに、京急蒲田駅から空港線に入る運用だ。乗り入れ走行キロ調整のアルバイト運用か、それとも一旦羽田空港駅に寄ってから都営線に戻る運用なのか・・。
都営5500形は、浅草線内ではしょっちゅう乗っているけど、京急線内で乗り合わせるのは初めてだ。横浜駅まではカーブが連続するので、さほどスピードも上がらずユルユルと走る。
横浜駅を発車すると、京急らしい走りになる。急行だから停車駅は多いが、駅間では豪快に走るのだが、5500形の走りっぷりに感心した。高速域でもかなりの加速性能をみせるし、揺れも少なく安定した走りでなかなか快適な乗車だった。
京急川崎駅では待避線に入り、後続の特急を先に通す。京急蒲田駅での乗り換えは当たりはずれがあるので、無難な選択でここで都営線直通の特急に乗り換えた。お馴染みの銀1000形だったが、やはり都営車より揺れる。
京浜間は、快特オンリーから特急復活になったことで、途中駅の利用はだいぶ便利になった。