夏の八高線 | なすの258号のブログ

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鉄道のことを中心に書こうと思います。


7月に入り、いよいよ今年も暑い季節がやってきました。
まだ、梅雨明けはしてはいませんが、これだけの青空を見せられたら、気持ちも上がります。

都会に住んでいると、時々のどかな田舎の風景が、見たくなることがありませんか?

そんな都会から行ける、身近なローカル線があります。

それが、JR八高線です。


八王子と高崎を結ぶ路線ですが、八王子〜高麗川間は現在は電化され、電車が走っています。
以前は、架線の無い非電化の路線で、八王子と高崎までを直で走るディーゼル列車もいました。

電化されたばかりの頃は、川越線の103系や209系電車も走っていて、103系の引退後は、りんかい線の電車が209系化されて活躍を続けていました。

そんな電車達も、中央総武線から来たE231系3000番台車が、改造転入してきたことで、209系電車も置き換えになってしまいました。

今、八王子〜川越間を走る電車の特徴として、ドアー上の表示が、LEDによる文字盤のみ。


まだ、モニターを装備していないグループの電車です。

そんな電車に揺られていると、山々が奥に連なる田舎の風景が車窓に広がり、そんな風景に癒やされます。


高麗川に着くと、私は今まで乗ってきた電車から降りました。

高麗川駅構内の線路。


高麗川駅から、高崎方面の八高線と、川越方面への川越線とが分岐します。
こうしてみると、2番線から直接川越線方面には、行けないような線路配線でした。



高麗川から高崎行きの列車を待ちます。

ローカル線は、都会の鉄道とは違って、ダイヤによってはだいぶ空きます。

空いた時間は、ホームのベンチに座って待っていました。


高麗川から北藤岡までの八高線は、非電化になるので、ディーゼルカーの出番です。



高麗川駅を出発すると、川越線の線路が離れていきます。
高麗川から毛呂、越生までの間では、山は迫るものの、トンネルは1つもありません。


隣に寄り添う線路は、東武越生線。


越生では、東武越生線の電車が出迎えてくれました。




青々と茂る田園地帯や山の稜線。
そして、青い空。
こんな風景を見ながら、列車に揺られるのも、乙なものです。

池袋からの東武東上線が八高線の下を潜ると、小川町です。



小川町を出ると、東武東上線とは一旦離れます。


寄居では、秩父鉄道と東武東上線とが、再び出会います。



寄居を出発すると、少しだけ秩父鉄道と並行します。


この寄居を出て、さらに北上を続ければ、榛名山や赤城山が見えてきました。


群馬の山々が見えてきましたが、八高線で埼玉県から群馬県に入るのは、この神流 (かんな) 川の鉄橋から。


群馬藤岡では、児玉行きの列車と交換になりました。


次の北藤岡までの区間で、上越新幹線の下を潜ります。



北藤岡駅に着くと、隣には高崎線が合流。


北藤岡から、八高線は高崎線の線路に乗り入れ、倉賀野へ。


客車の留置線が見えてきたら、もう終点の高崎です。