2024年(令和6年)度から、大阪梅田と京都河原町を結ぶ、阪急京都本線特急・通勤特急・準特急では座席指定サービスが開始される。PiTaPa、定期券等の乗車券に追加料金を払う仕組み。

 

ところで、その車内には座席指定券の確認などを行うアテンダントが乗務するらしく、その募集が始まった。

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アテンダントの募集とは? 

 

車内ご案内スタッフ/阪急電車「座席指定サービス」

なる求人が掲載されている。
業務内容は
・座席指定券の発売関連業務
(専用の端末操作、金銭扱いあり)
・お客様への案内業務
(乗換案内、沿線案内、ダイヤ乱れ発生時の案内等)
・車内環境の維持、管理業務
で、勤務時間は5時20分から23時30分まで、出勤・退勤する拠点は十三と京都河原町とのことだ。この拠点には休憩室なども設けられている。
 
応募資格は2020年3月~2024年3月に大学、短期大学、専門学校を卒業し、2024年4月または5月に入社できる方とのことで、ご興味のある方はぜひご応募を・・・!
 

 

サービス内容の推測 

 

名鉄特急では車掌が「特別車」の検札をしているようだが、阪急では車掌と別にアテンダントが乗務するようだ。京阪特急プレミアムカーや首都圏の普通列車グリーン車と同じやり方になる。
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▲京阪特急プレミアムカー
 
アテンダントの拠点は運転士や車掌(桂、正雀。梅田にも宿泊などできる拠点があるようだ)と別になる。この点は、京阪プレミアムカーも京橋にアテンダントの拠点がある。
 
勤務時間からして、いま9300系で運行されている特急、通勤特急、準特急の多くに座席指定サービスがつき、早朝深夜を除く多くの時間帯で運行されると考えられる。引き続き、他の車両は乗車券のみで乗れる模様。
 
古い通勤電車(7300系2両編成)の改造なども噂されていた。しかし、先日開かれた阪急阪神ホールディングス(株)の株主総会によると、座席指定車両は新車とのことだ。
 

 

どんな新車なのかはわからない 

 

現在の阪急京都本線の多くの列車は8両編成。8両丸々(乗車券のみで乗れる一般車も)新車なのか、場合によっては2両編成の連結なのか。
 
8300系から電気連結器を取り外した事情もあって、駅での連結・切り離しはできなくなるので、10両編成になる確率は低いが、たとえば通勤特急だけ女性専用車両がある関係で10両編成とかいろいろなパターンがありえる。
 
そのあたりはまったくわからない。
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▲7300系(写真手前・奥、いずれも)
 
ただ、個人的には通り抜けが少ないほうが落ち着いて過ごせるので京都側先頭車にしてほしい。京都方面行なら前面展望もサービスできる。
 

 

なお、観光特急「京とれいん雅洛」に関しては現状通りで、特に有料化などの予定はない。ただ、こちらも1両くらい座席指定の車両を連結しても面白いかもしれない。

京都線特急への指定席導入についての考察 

過去に、阪急京都線に一部指定席特急があればと思い、いろいろ考察したことがある。以下の記事もぜひご覧ください。