EF210 / 初夏の早朝を行く -②
EF210の早朝便ですが、前回の5時半~6時半に続く、6時半~7時過ぎの貨物列車です。
曇天の初夏を走る早朝列車ですが、やはり下り列車がやや多いものの、上り列車も本数が増えます。
と言うことで、まず現れたのは上りの貨物列車です。
牽引機は、EF210-314号機。
JR貨物の純正コンテナ V19C・19D・V19B・20Gの各タイプ5コが、コキ104-2757に載ります。
JR貨物はJRグループとしてのマークだけでなく、鉄道コンテナとしてのブランドマークを長らく使用していました。
しかし再びJRマークに統一して、ブランドマークのJRFは使用をやめたので、V19C・V19Bのデザインはやがて無くなります。
続いて登場したのは特急?急行?のどちらの種別なのかは分かりませんが、久しぶりの福山レールエクスプレスです。
牽引機は、EF210-144号機。
福通EXPが登場したばかりの頃は、真新しい専用コンテナが編成全体に積載されていましたが、それもだんだんと色褪せしていたり。
また来年の初夏にはどう変わっているのか分かりませんが、たまにキレイなピカピカが載っていたりするので、社会情勢が変わりこの列車が無くならない限りは、同じ景色を見られるのでしょう。
と言うか、専用コンテナが連なって積載されていたのですが、最近は福通のいろんなタイプのコンテナが載ってたりするので、それも楽しさの1つになった、福山レールエクスプレスです。
バックに三輪明神 広島分詞を入れての上り列車は、牽引機がEF210-152号機。
コンテナにも残るJRFのロゴですが、福通EXPの牽引機EF210-144号機と、このEF210-152号機の旧デザインにもまだ、JRFのロゴが残ります。
同じ旧デザイン機でJRFロゴだけを消した機体もあって、過渡期の現在は趣味的にバリエーション豊かで、少し楽しい業界です。
そしてこちらは下り列車を牽引して現れた、EF210-347号機。
今回の記事には旧デザイン = 原色のEF210 と、セノハチ対応の300番台が纏う金帯ばかりとなってしまっています。
順次進められているJRFロゴ廃失と経費節減のための新デザイン化ですが、濃青のボディには白帯よりも金帯の方が落ち着くカラーリング。
国鉄機が警戒色や帯の色を白ではなく、クリーム色にしていた理由がよく分かります。
窓回りの黒と桃太郎ロゴ以外に、3色から2色へ既存色のみで減色するのですから、プロのカラーコーディネーターなら絶対に避ける組み合わせでも、そこは仕方なく受け入れるしかありません。
と言うことでラストは、原色デザインのEF210-142号機でした。