日本全国に鉄道車輛の保存展示も多いかと思われます。ただ展示では長年の風雨等で塗装の劣化もあり、なかなか維持も大変ですね。その反面、久しぶりに訪れたら新しい装いになっていた!と言う事もあるのかもしれません。

 

 今回はそんな事例になりますが、舞台はとある道の駅の片隅に展示されているレトロな電車。先日は豊橋鉄道の市内線こと市電をアップしていますが、今は廃線になった同じ豊橋鉄道は田口線で使用されていた「モハ14」という車輛になります。

 

 豊鉄・田口線は新城市は本長篠駅から北設楽郡設楽町は三河田口駅を結んでいた全長22キロ強の路線で、最大勾配は30.3‰もある言わば・・森林鉄道的な存在だったようです。残念ながら一部区間の休止をへて1968年に全線が廃線になった路線でもありました。

 

 掲載された画像を拝見しますと当時の車両はいわゆる金太郎塗りの様相で、路線は森林鉄道と言うにはあまりにも市内線的な電化路線でもあったようです。そんな田口線を走った車輛をお馴染みのレイルサロンC60さんのレポートから掲載です。

 

  レイルサロンC60さんより

 今週、久しぶりに山の方へ行ってきました。田口の町を過ぎて、またまた道の駅『したら道の駅』へ立ち寄ったのですが、なんと田口線の「モハ14」がきれいに塗り替えられていました。それ以上の衝撃は『モハ14』の字体も変えられていました。茶色単色のボデー色はそのままですが、私には馴染みがありません。私の記憶はツートン仕様の時代でした。

 

 最新の様子と昨年そして2年前の姿をお届けいたします。5枚目は2年前で車内の画像です。そして、さらに昭和42年に撮影した鳳来寺駅を送ります。こちらは高校1年生時に父親の運転する車で行った時のものです。もう50年以上も前の写真ですので・・当然ながらモノクロです。かつて線路のあったところは今は道路になっていると思います。

 

 ※撮影は全てレイルサロンC60さんです。