皆様こんばんは、備前国鉄道です。


一昨日の午後、京都から阪急電車を乗り継いで向かったのは、阪神競馬場の最寄り駅である仁川駅。

この日は、年末の有馬記念と双璧をなすG1レースである宝塚記念が同所にて開催された日で、自分も馬券を握りしめて一攫千金を狙いに行った、、、わけではなく

阪急今津線の臨時列車がお目当てです(笑)


今津線では、阪神競馬場での中央競馬開催日(場外発売日を除く)に限り、普通列車の増発と臨時急行の運転が行われます。

臨時急行は仁川発→大阪梅田行きの片方向のみ設定されていて、レースを終えた観客を梅田まで約20分で送り届けます。

途中の停車駅は塚口と十三のみで、今津線で唯一、線内に通過駅のある営業列車となります。


こちらは仁川駅にある、ちょっと懐かしさを感じる電光掲示板。

実はコレ、普段は稼働しておらず、競馬開催日にのみ使われている代物です。

臨時ダイヤ実施中は、臨時急行の2分後を普通が追いかける発車順序になっていて、大阪方面へスムーズに帰りたい旅客と、臨時急行が停まらない西宮北口方面(神戸方面のりかえ)への旅客をうまく分散させていますね。


外の行先表示だけでなく、車内のディスプレイや自動放送も「臨時急行」にしっかり対応。

仁川を出ると塚口まで停まらないので要注意です。


LED幕の車両だけでなく、紙の幕にも臨時急行が収録されているという徹底っぷり、流石です。

阪神電車の甲子園輸送や京阪電車の京都競馬場輸送など、関西の私鉄は多客時への対応が用意周到で素晴らしいですね。


臨時急行撮影後は、宝塚記念のヘッドマークを付けた5000系を宝塚南口駅で押さえてから帰路につきました。