ゲストハウスの朝は早く、5時頃に上のベッドの人が起きて早くも退出されたようで、その物音で目覚めました。
そういえば前の晩に共用リビングで、スタッフの人に戸隠方面に行くという話をされていたのが聞こえたので、早朝の参拝がいいとされている戸隠神社などを目指したのかもしれません。


一方私は、物音で目覚めたけどまた寝てしまい、気が付いたら7時過ぎでした。なお、目覚めたときはやはり車両基地の入換で頻繁に列車が行き来していました。
昼頃には新幹線に乗らなくてはいけないので、午前中しか滞在できないので慌てて起きて朝食を済ませるも、ゆっくりしていたら8時半近くなってしまいチェックアウト。


最初は線路沿いを西進して、駅前からの長野大通りとアンダーパスの道との交差点のところにある柳原神社に行きました。
小さな神社ではありますが「善光寺七社」の一つとされる神社です。


その後は近くにある長野バスターミナルに行きました。
バスターミナルだけにバスが沢山発着しているのかと思いきや閑散としているし、「長野ターミナル会館」というオフィスビルと一体になってはいるけど土曜で企業の多くが休みということもあって、さらに静かでしたね。


なおビル内にラーメン店と立ち食いそば店はあるけど、ラーメン店は土日休み、立ち食いそばは昼から営業でした。


そして、かつてはビル内のターミナルからバスが発着して一応はバスターミナルとしての体を成していたそうですが、駅から離れていて使い勝手が悪いなどでバスの発着は徐々に駅前にシフトされていき、2020年9月を最後にビル内の発着場は閉鎖され発着はビル前の路上のバス停のみになっていて、旧発着場はバスの操車場としての役割のみとなっています。

ここを発着する一般路線バスの中には、運行本数が極めて少ないものもいくつかあり、興味深いです。

土休日1本だけの35系統・稲里行き

平日夕方に2本だけの38系統・紙屋経由大塚南行き

何故か平日の午後にしか走らない36系統・綱島行き


事実上今は名ばかりとなってしまったバスターミナルを見た後に周辺を散策していたら、ビルとビルの間にコンクリート製の稲荷神社を発見。建立が昭和四十四年六月(1969年)となっているので寺社仏閣にしては歴史が浅いのですが、ビルのオーナーが建立したもののようです。


そしてそのビルの裏手に細い水路を見つけたので上流方面へと取り敢えず歩いてみました。
この水路は裾花川にほぼ並行する水路で、途中で小学校の中を通過するときだけ暗渠ですが、あとは開渠になっています。
水路沿いを歩いていたら途中で菖蒲が沢山咲いているところを発見したりもしたのですが、さらに上流に歩くと県庁横で凄いところに辿り着きました。


それは「善光寺平用水大口分水工」。ここは裾花川から取水した「八幡山王堰」が八幡堰、山王堰、漆田川の3つに分岐する用水路のジャンクションのような場所です。この図から、先程歩いてきた水路は漆田川だったと分かりました。


その後は上流部の八幡山王堰と裾花川沿いを歩いたところ、裾花川のほうは対岸が徐々に崖のようになっていき、やがては渓谷っぽい風景になってきました。


また、川沿いには花が植えられて緑地帯になっていますが、ここになんとヤギが放牧されていてびっくり。
さらに上流に進むと「妻科の足湯」の案内が見えてきたので行ってみることに。
足湯は「裾花峡天然温泉宿うるおい館」の付属施設で、温泉のほうは有料ですが足湯は無料開放されています。
最初は水路沿いを軽く歩いてみる程度のつもりだったので、まさか上流にこんなものがあるとは思いませんでしたし、ここは観光案内でもここはあまり紹介されていなく、思いがけない穴場を発見してしまいました。


足湯に浸かった後は来た道を戻ったところ、八幡山王堰沿いは紫陽花がきれいでした。


なお、この辺は昭和初期のごくわずかな期間で廃線になってしまった善光寺白馬電鉄(南長野~裾花口)のルートだと知ったのですが、廃線跡だと分かるものは特に何も残っていません。この写真の付近がまさに妻科駅跡付近だったようです。
事前に分かっていれば善光寺白馬電鉄についてもっと深く調べてみたかったのですが、時間の都合もあり今回は断念。

あと、もし現存していたら系の架空鉄道を作ってみるのもいいかもと思いましたが、多分すぐには作れません。


そして県庁前を通過して駅に戻ったら11時頃になってしまったので新幹線に乗る前に昼食。
駅ビル内で食べるところを探したら、郷土料理系のレストランである長野県長寿食堂という店がありここに入りました。
色々メニューがあって迷いましたが、今回は信州山賊焼き定食を注文。値段は決して安くはありませんがご飯は五穀米で茄子の味噌汁、漬物、醤油麹、オクラのあえもの、ポテトサラダと盛り沢山な定食でしたね。特に五穀米や醤油麹は健康志向な感じです。

最後はお土産を買って、12:26発の「はくたか560号」に乗車。
土曜日のこの時間の上りはそんなに混んでいないかと思いきや意外と混んでいましたね。
新幹線は長野を出ると高崎、大宮、上野にしか停車しないので1時間半ほどで東京に到着。
なお、普段だったら大宮で降りてしまいますが、今回は所用で浜松町まで遅くとも16時まで行かなくてはいけない用事があるため東京まで乗ったし、止む無く早めに長野を出ました。
その後の所用は15時くらいまでには終わったので一旦帰宅しましたが、ちょうど飲み会のお誘いがあったので前日に参加表明して急遽西荻窪の某オフ会スタジオに行くことに。
ちょうど旅帰りということもあってお土産を持って行ったほか、今回も最後まで飲み会も楽しませていただきました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
2日目 http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/20288840.html

 

 

 

 

 

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