川正跨道橋が完成しました。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 ようやく川正跨道橋が完成しました。

 私が模型作りの参考にしている ”文化遺産データベース”風に紹介します。

■ 川正跨道橋 かわまさこどうきょう 

建造物 近代その他大正

  • 〇△県
  • 大正/1917年 
  • 〇△県霧城郡川正町大字楠原
  • 鋼製単桁橋、橋長 5.0m、橋台付
  • 1基
  • 白縫鉄道株式会社
  • 登録有形文化財(建造物)

川正跨道橋竣工写真1

                                          

 白縫鉄道の川正駅から二一〇メートル西方に位置する鋼製単桁橋。

 桁下高を確保するためレールを二本の桁の間の凹みに収めるトラフガーダー形式とした。

 橋台は、イギリス積みの煉瓦に花崗岩の隅石を組み合わせている。

川正跨道橋竣工写真2

関連リンク       

  ↑ 上のリンク先は、わたらせ渓谷鉄道唐沢橋梁(トラフガーダーです。)の文化財DBです。
川正跨道橋竣工写真3
 
 以上で、文化遺産データベース風は終了です。
 
 続いて、橋を主役にした動画を撮りました。
 イメージは、「幼い頃、祖母の背中で見送った列車たち」です。
 
 記事の順番がおかしいですが、跨道橋の最後の工作内容を書いておきます。
 決して上手くいった訳ではないので、お勧めの技法ではありませんが、翼壁の天端(てんぱ:上端の意味で使ってます。)コンクリートの表現方法です。
 まず、天端部分に6ミリ幅の紙を貼ります。
翼壁天端に紙を貼ったところ
 
 前回記事の最後に、「天端にコンクリートを打設」と書きました。
 そのせいもあって、コンクリート状のものを塗りたくなったので、マットメディウムと灰(木灰3+香炉灰1)を混ぜ、”疑似コンクリート”を作りました。木灰と香炉灰は通販で購入できます。
疑似モルタルを練っているところ
 
 それを塗ってみた結果、色が濃くなり大失敗でした。マットメディウムの原液を混ぜたのが原因です。マットメディウムを薄めれば、そんなに色は濃くなりません。
 そこで、乾燥後に、もう一度薄めたマットメディウムを塗り、灰を押し付けたのが下の写真です。私が購入した木灰は粒がきれいに揃っていないので、表面に少し凸凹がついて、コンクリートの砂利が浮き出たような感じになります。
天端コンクリート完成
 
 それにしても、こんな小さな橋梁を作るのに、えらく時間をかけたものです。
 この先の工作が思いやられますが、これも、私流の鉄道模型の楽しみ方なので仕方ないですね。
 
 古風な橋台や翼壁を持つ橋が架かったことで、川正線に”古強者の風格”が備わったような気がします。制作に踏み切って大正解でした。
 
 本日も、ご訪問ありがとうございました。