ようやく川正跨道橋が完成しました。
私が模型作りの参考にしている ”文化遺産データベース”風に紹介します。
■ 川正跨道橋 かわまさこどうきょう
建造物 近代その他 / 大正
- 〇△県
- 大正/1917年
- 〇△県霧城郡川正町大字楠原
- 鋼製単桁橋、橋長 5.0m、橋台付
- 1基
- 白縫鉄道株式会社
- 登録有形文化財(建造物)
白縫鉄道の川正駅から二一〇メートル西方に位置する鋼製単桁橋。
桁下高を確保するためレールを二本の桁の間の凹みに収めるトラフガーダー形式とした。
橋台は、イギリス積みの煉瓦に花崗岩の隅石を組み合わせている。
■ 関連リンク
↑ 上のリンク先は、わたらせ渓谷鉄道唐沢橋梁(トラフガーダーです。)の文化財DBです。
以上で、文化遺産データベース風は終了です。
続いて、橋を主役にした動画を撮りました。
イメージは、「幼い頃、祖母の背中で見送った列車たち」です。
記事の順番がおかしいですが、跨道橋の最後の工作内容を書いておきます。
決して上手くいった訳ではないので、お勧めの技法ではありませんが、翼壁の天端(てんぱ:上端の意味で使ってます。)コンクリートの表現方法です。
まず、天端部分に6ミリ幅の紙を貼ります。
前回記事の最後に、「天端にコンクリートを打設」と書きました。
そのせいもあって、コンクリート状のものを塗りたくなったので、マットメディウムと灰(木灰3+香炉灰1)を混ぜ、”疑似コンクリート”を作りました。木灰と香炉灰は通販で購入できます。
それを塗ってみた結果、色が濃くなり大失敗でした。マットメディウムの原液を混ぜたのが原因です。マットメディウムを薄めれば、そんなに色は濃くなりません。
そこで、乾燥後に、もう一度薄めたマットメディウムを塗り、灰を押し付けたのが下の写真です。私が購入した木灰は粒がきれいに揃っていないので、表面に少し凸凹がついて、コンクリートの砂利が浮き出たような感じになります。
それにしても、こんな小さな橋梁を作るのに、えらく時間をかけたものです。
この先の工作が思いやられますが、これも、私流の鉄道模型の楽しみ方なので仕方ないですね。
古風な橋台や翼壁を持つ橋が架かったことで、川正線に”古強者の風格”が備わったような気がします。制作に踏み切って大正解でした。
本日も、ご訪問ありがとうございました。