JR北海道の乗りつぶし中ですが、全線走破が見えてきましたので、次なるテーマとして「廃線跡探訪」を始めようと思います。
ついでの攻略
廃線跡探訪の素人である私は、まずはライトな路線から始めます。
先日のブログにも掲載しましたが、急ぎ小樽市にある「小樽市総合博物館」に出向く必要が出てきましたので、そのついでに旧「手宮線」を攻略しようと思いつきました。
実はこの博物館、手宮線の終点である「手宮駅」跡に所在し、ひそかに鉄道遺構(特に車両)が大量に静態保存されているのです。
私の知る限り、全国の鉄道博物館(埼玉・名古屋・京都)に次ぐ量かもしれません。
実は手宮線というのは北海道初の鉄道「官営幌内鉄道」の開業区間の終点部分を担う路線で、旧幌内線「幌内駅」⇒岩見沢駅⇒札幌駅⇒南小樽駅⇒旧手宮線「手宮駅」という路線だったのです。
旧官営幌内炭鉱で採れた石炭を小樽港まで運ぶ路線ということです。
しかし石炭輸送が減少するとともに手宮線と幌内線は廃線に。
岩見沢駅⇔南小樽駅間は函館本線として残ります。
そんな歴史を持つ「手宮線」ですが、非常に短い路線でした。
起点を現在の函館本線「南小樽駅」とし、廃止された1985年11月5日時点では一駅先の「手宮駅」を終点としていました。
総延長距離は2.8km。
2駅しかなかった路線のうち起点の南小樽駅は現役。終点の手宮駅は駅舎こそ残ってないものの扇形機関庫や2基の転車台などが残っているようです。
さらに興味深いのは路線のほとんどが遊歩道としてレールごと残っており、散歩がてら歩いて走破できそうなことです。
まさに廃線初心者にはもってこい。
近々訪ねてみようと思います。