トミックス:キハ40(T)の動力化と急曲線通過対策 |  鉄道あれこれ模型製作記

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 物心がつくかつかないかの頃からの鉄道好きです。小学生の時に始めた鉄道模型は今に至るまで続けています。

トミックスのキハ40(T)を購入しました。走行させる目的ではありますがM付きは高価なので、コアレスパワートラックを使って動力化しようという魂胆です。

ところが現在製作中の畳1枚サイズの小型レイアウトの急曲線をそのままでは曲がれません。動力化とあわせて急曲線通過対策の改造を行いました。ご参考になるかどうか分かりませんが、改造内容をご紹介します。

まず車体を分解して下の写真の状態にします。



動力化は片側台車のみとするので、まずは非動力台車に手を加えます。最初に台車中央の四角い抜け止めをこじって外します。そうすると簡単に台車が外せます。そして床板の弓型のスリットの両端を削って広げます。次に台車ユニットの上部にある振れ止めストッパーも丸く削ってしまいます。最後に四角の抜け止めで再度車体に取付けます。以上で終わりです。




次は動力台車ですが、まずは台車の改造です。台車は分解し台車枠裏面の突起はすべて削り落とします。そして金属製の集電板を軸穴を合わせて裏面に接着します。排障器は別にとっておいて台車組立後に台車枠に接着します。

出来上がったものを、コアレスパワートラックの台車固定金具に接着します。なお、台車上部の円形部分にある振れ止めも非動力側と同様に削り落としておきます。次に床板を大きく削ります。
上から見たところ:


下からみたところ:


次に動力台車の取付です。パワートラックに添付されているZ形のボルスターを使います。車体に取り付ける底部にやはり添付されているスペーサー2枚接着取付けします。なお、ボルスターの端部は適宜切断しておきます。


そしてボルスターを車体に取付ます。まず床板を枕木方向に結ぶ部分の中央両脇を半丸に削ります。


そして前述のスペーサー1枚を使ってこの部材を挟み込むようにネジとナットで固定します(写真右端)。


これで改造は完了です。

 

真似されるかたがいらっしゃるかどうか知りませんが、自己責任でお願いします。もちろんこのような改造に対してメーカーサポートはありません。