模型仲間の方から、EF81のボディを頂きまして、色々試作してみようと作ったのが初期型にする為の前面にある通風孔と、運転席窓したにあるバランサ点検窓。

 

これを使って…何号機を作るか考えた時に真っ先に出てきたのが17号機でした。

(田端にいた若番で、時折安中貨物で見かけた存在でした。)

 

でも、せっかく穴埋めや塗装もするなら、もっと何か特徴のある車両を…。

で、思いついたのが広島で試験塗装機となった5号機でした。

 

画像でしか見た事がありませんが、瀬戸のヘッドマークを掲げて展示された姿が格好良く、一目ぼれしたのを覚えています。

 

実車は、1エンド側と2エンド側で塗装が異なる2種類でしたが、採用されたと仮定して一周同じ塗装にしました。(完全に私の好みです)

 

 

また、5号機にした理由は、シルエットカメオ4で切り出したマスキングテープを使いたいという事もありました。窓下のR部や、乗務員扉用のマスキングテープも綺麗にカットしてくれます。

 

お陰で全く苦痛ではありません。綺麗に貼れて、むしろ楽しくなります。

 

車体下部を白で塗装。

 

 

続いて、1段マスキングを追加して、グレーを塗装

 

 

前面窓下部を黒で塗装

 

最後に四角の中に丸で切り抜いてもらったマスキングテープ…

作図したDXFデータを元に切り出して貰うのですが、見事に正円で切り抜いてくれています。

 

デジノギで測り、DXFデータを描き、シルエットカメオに切ってもらう。

結果はピッタリです…。

 

 

テール部だけを赤で塗装しました。どうしたら綺麗に仕上がるか?色々と考えましたが、この手順で塗る事ができました。

いずれにせよ、シルエットカメオ4のお陰ですね(笑

 

実際には初期型はテールライトの形状が違うようですが、気にせず進めます。

 

 

窓下の手すりなどを作るのに、曲げ治具を制作。

今回は、乗務員扉や、扉上の小さな手すりなども曲げられるように2種類制作しました。

 

 

コの字型はまだ良いのですが、前面窓下の手すりは治具なしでは歩留まりも悪く、今まではとても苦痛な作業でした。

治具を制作した事により、簡単に綺麗に、そして全て同じように仕上がりました。

 

 

塗装した手すりを取り付け、インレタやステップも取り付けました。

 

ヘッドマークも準備して、打ち抜いて完成です。

 

完成した5号機はトレインドリームさんで走らせました。

 

あくまで試験塗装機で、実際に本線を走る事は無かったようですが、模型では旧客や12系、夢空間も牽引してもらいましょう。

 

編成についても色々仰る方がいらっしゃるようですが、実際には無かった組み合わせをも自由に楽しめるのが模型だと思っています。貨物機がブルトレを牽引したって良いのです(笑

 

 

広島での展示をイメージして一枚。

 

 

ED76-551と並ばせてもらいましたが、塗装の配色がよく似ていますね。

実際には並ばなかったでしょうけれど、模型ではOKです。

 

 

という事で、試験塗装となった5号機の制作でした。

先日のムーンライトえちごもそうですが、シルエットカメオ様様ですね。

 

なかなか良いお値段のする機械でしたが、”買って良かった”機械の一つです。

模型作りが楽しくなりますので、お勧めです。