一畑百貨店閉店発表など、気になった地方のニュース | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 以前にも書いたと思うが、少し遅めの昼食をとりながらNHKの列島ニュースを観ることが習慣になっている。この番組はNHK地方局が放送した昼のニュースをピックアップして、時間差で放送するもので、ローカルなニュースがなかなか興味深い。
 昨日の放送でもいくつか気になったニュースがあった。JR松江駅前にある一畑百貨店が閉店を発表したという。これにより島根県から百貨店がなくなるということで、地元にはかなり動揺が走っているようだ。
 県庁所在地でかつJR駅に隣接するという好立地でも百貨店の経営が成り立たなくなったわけだが、車社会だと逆に駅前立地がアダになったのかもと思ってしまった。鉄道を利用する地元の通学客、そして観光客やビジネス客は百貨店ではあまり買い物をしないだろう。
 実はこの一畑百貨店、個人的に結構利用していた。レストラン街にあるお蕎麦屋さん「一福」がお気に入りだったのだ。以前の仕事では出張で月に1~2回のペースで松江を訪れていたし、乗り鉄の時にも立ち寄った。
 JR松江駅に隣接しているので、悪天候でも傘いらず。列車待ちの時間に気軽に立ち寄れるのがありがたかった。


 画像は2017年に食べた時のもの。青春18きっぷで乗り鉄の途中だった。この日もあいにくの天候だったのだが、傘を開くことなく出雲そばを堪能した。
 「一福」は米子の天満屋にも支店があり、取引先の近くだったのでこちらも利用していたが、今は閉店してしまったようだ。
 駅前立地の一畑百貨店、跡地利用がどうなるか興味があるところだ。

 この日の列島ニュース、長野ではしなの鉄道の脱線事故を大きくとりあげていた。利用客が多い上田駅構内での事故ということで、不通で通勤通学の足を奪われた利用者も多く、代行バスに大行列が出来ていた。
 大型のクレーン車が架線に引っ掛からないようにアームを伸ばして、車体を吊り上げている様子も報じられていた。
 それにしても一体何が起こったのだろうか。あくまで推測だが、留置線ということで、本線ほど線路の保守が行き届いておらず、何か異常が生じたように思える。
 今日から運転再開予定とのことだが、よりによって新型車両が二編成も使えなくなってしまったので、しばらくの間運用にも影響が出るだろう。

 さらに仙台からは、2008年に発生した岩手宮城内陸地震からちょうど15年ということで、関係者による慰霊の模様が放送されていた。
 この地震では、鉄道博物館の岸由一郎さんが犠牲になっている。以前には交通博物館で毎年鉄道模型運転会を開催していた関係で、学芸員だった岸さんとも面識があった。特別に親しいというわけではなかったが、館内で出会えば立ち話をさせていただいた思い出がある。
 35歳という若さで亡くなられたので、ご存命であれば50歳。研究者として多くの成果をあげていたであろうと思うと、実に残念だ。改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。