阪神〜近鉄間の相互直通列車に充当される阪神車は1000系が主体ですが他に9000系もおり、6両固定×5編成の少数派ながら快速急行から普通まで幅広い活躍を見せています。最近フルカラーLEDの交換や車内表示器の2段表示化などのリノベーション工事も開始され、体質改善が図られていますが車内表示器を5500系リノベーション車や5700系のようなLCDにしなかったため「何故LEDの2段表示に?」って思うこともあり、ここはLCDにしてほしかったです。


(2023.1.2 尼崎にて撮影)

 大和西大寺行き準急に充当される9000系HQ10です。現在阪神の準急は近鉄直通系統のみの運行で、自社線(阪神なんば線)内は各駅に停車するため近鉄の種別をそのまま表示しているだけの印象が強く、更に尼崎〜西九条間の途中5駅が6両編成までしか対応していないため8両編成での運行も出来ず問題点もあります。


(2023.5.15 額田〜石切間にて撮影)

 続いては大和西大寺行き区間準急に充当されるHQ04です。この編成は9000系初のリノベーション工事施工車であり、種別・行先表示が更新されて見やすくなったほか側面は大型化されたので次の停車駅も表示出来るようになり、この点は良くなったと言えます。側扉下のステップ部も黄色のラインが追加され、これも未施工車と区別するポイントです。