四国ぐるっと鉄旅600km 3日目 とさでん | tundraの世界

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新改駅をあとにして土讃線伊野駅まで行く。


ちょうど高校の帰宅時間と重なってホームも車内も混んでいた。

伊野駅から少し歩くと高知の路面電車「とさでん」の伊野駅がある。
この路面電車は単線で、少々面白いところがあるのでそれを見に行く。

とさでん伊野駅から高知市方面に単線の凸凹した線路が敷かれている。


ここは併用軌道ではなく専用軌道なんだと思うが、店は線路に面して開いている。

伊野駅からは住宅前の路地に敷かれた線路があった。

なんか萌える。
これはかつて使われていた留置線の跡らしい。

しばらく待つと遠くからオレンジ色の路面電車がやってきた


画面の範囲で電停が3つ確認できる。
こまかく停まるみたいだ。

伊野電停の前の分岐を渡り電車はホームにやってくる。


1時間に1本程度の電車だが結構乗る人がいる。
とは言え席が埋まるほどではない。

伊野市街地を少し出るとレール周りのアスファルトは無くなり、完全な専用軌道となった。

線路わきの家からはそれぞれの踏切みたいにアスファルトが敷かれている

途中に列車交換用の待避線があったのでパチリカメラ

線路の錆から見て使用頻度は多くなさそうだ。

朝倉駅前電停を過ぎると併用軌道になる。

この電停から鏡川橋電停までが単線の併用軌道だ。

この不思議な景色を見にわざわざやって来た。

面白いのは単線のレールが道路の片側に敷かれている事。

道路の真ん中に緑色に塗られたところは伊野方面電車の電停で、道路の真ん中に降り立つことになる。

路面電車が停まったら車は停車しないと乗降者をはねてしまう。

 

さらに。。
高知市街地方面の電車は道路の左端を走行しているのでごく普通の光景。


路面電車がいても後ろについてゆけば進める。


でも伊野方面の電車は、道路の右端を走行しているので自動車と並走する事になる。

高知市街地方面に行く車はこの場合どこに逃げればよいのだろう?



単線なので列車交換用の線路が道路のやや広いところに敷かれている。

 

この区間は電車本数が多いので、頻繁に上下線の列車交換を行われる。



で面白いところはここ。
高知市街方面に行く自動車は電車の右を抜いてゆく。

でも対向車がいると抜くことができないのでこのようにグチャグチャ状態となる。


路地から出てくる車は、右方向の車の他に左からの電車にも注意しないとならない。


またこの区間にホーム付きの電停は無い。

だから電車が電停に停まったら降車する人を待たなければならない。

毎日の事だから、地元民はルールをよく理解しているのだろう。
でもこんなところに迷い込んで電車に出会ったらパニックになってしまいそうだ。



陸橋から路面電車をパチリカメラ


このカーブの先が併用軌道区間なので警笛をならして電車は突っ込んでゆく。




このこのおかしな併用単線区間をしばらく楽しんだ後は、鏡川橋電停から高知市内に戻る。


高知市内中心部のはりやま橋


ここで電車を乗り換えて高知駅前のホテルに向かう。


次は観光列車を楽しみます。