まず、この秘境駅シリーズをブログにしようと思ったのは、YouTubeがきっかけでした。

 

歴然の強者たちが日本中の秘境駅を訪れる動画を観て、私もやってみたくなったのです。

 

ただ、全国を回る度胸も何もかもなかったので、神奈川県限定でやることにしました。

 

神奈川県を走る路線は、日本でも有数の多さではないかと思います。

 

そんな中、ラストを飾るのはJR鶴見線です。

 

関東の秘境駅としても名高いこの路線は、全国からたくさんの秘境駅マニアが集っています。

 

私は少し足を伸ばせば行けるので、所要時間はさほどかかりませんでした。

 

とはいえ、結構歩いたのも確かです。

 

スマホの電池切れと戦い、誰も歩いていない道を一人で歩きました。

 

また新しいことを思いつくかもしれませんが、神奈川県の秘境駅シリーズはこれで終わりです。

 

最後までごゆっくりお楽しみください。

 

 

  JR鶴見線とは?

 

JR鶴見線は、横浜市の鶴見駅と川崎市の扇町駅を結ぶ13の駅で構成されている路線です。

 

 

(画像:JR鶴見線路線図 ©️Google Map)

 

路線には浅野駅で分岐する海芝浦支線、武蔵白石駅から分岐する大川支線が含まれています。

 

JR鶴見線は、元々鶴見臨港鉄道として開業し、浅野駅の由来となった浅野総一郎氏が創業者です。

 

1926年(大正13年)に貨物線として運行を開始し、後の1948年(昭和18年)に国有化されました。

 

その後、鶴見線のいくつかの駅は空襲の被害に遭い、海芝浦支線と大川支線は不通区間となりましたが、復旧して現在に至ります。

 

鶴見駅以外の全ての駅が無人駅となっており、現在は工場に勤務する方たちの足として活躍している路線です。

 

 

  JR鶴見駅から出発進行!

 

JR鶴見線のスタート地点は鶴見駅です。

 

 

(写真:JR鶴見線のりかえ口)

 

鶴見駅は、1・2番線が京浜東北・根岸線、3・4番線が鶴見線となっており、改札口が別になっています。

 

 

(写真:JR鶴見線の鶴見駅ホーム)

 

JR鶴見線の旅はここから始まります。

 

まず最初に向かったのは、鶴見線で外せないあの駅です。

 

 

  歴史が止まったかのような光景が広がる国道駅

 

鶴見線を知っている方ならこの駅は外せないでしょう。

 

そう、国道駅です。

 

 

(写真:JR国道駅入口)

 

国道駅は、鶴見駅の1つ先の駅で1930年(昭和5年)に開業した駅ですが、駅構内は改札口の位置を変えただけで、それ以外は改築をしていません。

 

駅の構内は昭和初期から変わっていないことになります。

 

 

(写真:JR国道駅構内)

 

昭和初期に自動販売機はありませんけどね。

 

ノスタルジックにハマりたい方にはおすすめの駅です。

 

ちなみに、国道駅の名称の由来は、国道沿いにあるからだそうです。

 

当時は国道1号でしたが、現在は国道15号線となっています。

 

それでは、次の駅に向かいましょう。

 

 

  この踏切の向こう側には”あの海岸が” 〜弁天橋駅〜

 

続いて、弁天橋駅に向かいました。

 

 

(写真:弁天橋駅前)

 

この駅の周辺には、有名な海岸があります。

 

その名も「ダッシュ海岸」

 

日本テレビ系の「ザ!鉄腕!DASH!!」という番組でお馴染みの海岸ですが、最寄駅はこの弁天橋駅です。

 

残念ながら中には入れないようですが。

 

 

(画像:ダッシュ海岸 ©️Google Map)

 

 

(写真:弁天橋駅手前の踏切)

 

ダッシュ海岸がある場所は旭硝子の敷地内ということもあり、一般の方は入れません。

 

この踏切の左手がその場所なのですが、踏切を渡ったところに受付があります。

 

よい子のみんなは絶対に入らないでね!

 

 

  駅から外に出られない?

 

続いての駅は、駅から出られないことで有名な海芝浦駅です。

 

駅のホームが京浜運河に面しており、とても景観がよろしい駅となっています。

 

 

 

(写真:海芝浦駅)

 

この海芝浦駅は、東芝の関係者以外は駅の改札を出ることはできません。

 

しかし、駅から直結の公園があります。

 

 

(写真:海芝公園)

 

海が観たくなったら、海芝浦駅に行ってみてはいかがでしょう?

 

駅からは出られませんが、公園でまったりもいいものですよ。

 

 

  JR鶴見線の秘境駅まで歩いてみた

 

続いての駅は、「都会の秘境駅」と言われているあの駅です。

 

武蔵白石駅まで行き、そこからは徒歩で向かいました。

 

私が行った時間帯は電車の運行がなかったからです。

 

 

(写真:とある駅の時刻表)

 

武蔵白石駅から歩くこと10分少々、車はたくさん通り過ぎて行きましたが、すれ違う人はいませんでした。

 

そして、目的地に到着したのです。

 

 

 

(写真:JR大川駅)

 

JR鶴見線、大川支線の終点です。

 

次の電車が来るのは数時間後なので、ホームにはもちろん誰もいません。

 

大川駅周辺の工場に勤めている方々が利用している路線ですが、休日ダイヤも1日3本だけあるんですね。

 

私は多分乗ることはないと思います。

 

 

  鶴見線の終点には守り神が鎮座していた?

 

いよいよJR鶴見線の秘境駅巡りもラストとなりました。

 

最後の駅は、扇町駅です。

 

 

(写真:JR扇町駅)

 

実は、扇町駅へは浜川崎駅から鶴見線に乗って行きました。

 

前回の南武線のついでにフラっと行ってきました。

 

 

(写真:JR鶴見線浜川崎駅)

 

南武支線の浜川崎駅と鶴見線の浜川崎駅は、駅舎が別々にあります。

 

 

(写真:JR南武支線浜川崎駅)

 

この2つの駅は目と鼻の先にあるのですが、乗り換えの時はちょっと注意が必要なんです。

 

駅から駅へ、道路一本を隔てただけの距離ですが、乗り換えの時はICカードを通さないで乗り換えなければなりません。

 

注意喚起のため、駅の音声アナウンスも流れていました。

 

 

(写真:JR鶴見線浜川崎駅ホーム)

 

鶴見方面に乗る方は数名いましたが、扇町方面には私ともう一人だけでした。

 

初老の方でしたが、まさか私と同じ目的だったのでしょうか?

 

数分間電車に揺られ、ついにJR鶴見線の終点に到着しました。

 

 

(写真:JR扇町駅)

 

この扇町駅には、駅の守り神のような存在がいることで一部では有名です。

 

この日もいらっしゃいました。

 

 

(写真:扇町駅の守り神?)

 

おそらく野良猫だと思いますが、このようなポスターも掲げられていました。

 

もちろんエサはあげませんし、そもそもエサになるようなものを持っていませんでした。

 

 

扇町駅の守り猫様に一瞥して、乗ってきた電車に再び乗って帰りましたとさ。

 

 

  神奈川の秘境駅巡りを終えて

 

これで神奈川県内の秘境駅を巡る旅はエンディングを迎えることになりました。

 

確か今年の2月くらいから始めた企画でしたが、お楽しみいただけたでしょうか?

 

おそらく、皆さんが降りることはないであろう駅を巡ってきましたが、思わぬ発見もあった旅でした。

 

一番印象に残っているのは、JR相模線の入谷駅ですね。

 

現地へ行ってみたものの、本当に何もないんだなと改めて実感しました。

 

周辺に何もないと、次の電車が来るまで何もやることがないんですよね(笑)

 

まあ、写真の加工や文章の下書きをスマホでシコシコやっていましたが。

 

神奈川県でこんな光景が見られたのなら、他県ではもっとすごいんだろうなと思います。

 

終電逃したらそこで終わりですからね。

 

次はJR飯田線の秘境駅号とか乗ってみたいかな?と思っています。

 

実現するのはいつになるか分かりませんが、一度は乗ってみたいものです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

それでは、またどこかの駅で✋