JR東京駅の東北新幹線ホームは在来線の東海道線に隣接し、ちょっと高い位置にあります。ブルートレインが健在の頃は、到着・発車・機回しなどを眺めることができました。 

 

 

私も1993年6月、仙台方面に向かう「やまびこ」の入線を待っているときに見ることができました。ちょうど下関からの寝台特急「あさかぜ2号」が到着していて、品川運転所に回送されるところでした。

 

 

待機線から10番線に入るEF65 1101。同機はJR貨物に移籍後に2101号機に改番されましたが、現在も活躍しています

 

 

東北新幹線12番線(現22番線)ホームから見た、10番線のあさかぜ2号。この日は電源車カニ24形が入る通常タイプの編成でした

 

 

あさかぜ2号の24系に連結されたEF65 1101。「回12レ」として品川運転所に向かいます

 

 

 

この頃の東京駅の東海道線ホームは、新幹線ホーム増設工事の関係で発着番線に余裕がなく、品川までのブルートレインの回送は一つ前に到着した列車の電気機関車が使われていました。私が見たあさかぜ2号の場合、先に着いていた高松からの寝台特急「瀬戸」のEF65 1000番台(PF形)が担当していました。

 

 

あさかぜ2号の回送に遭遇したこの日は、JR東日本管内で利用できた皇太子殿下ご成婚記念のフリーきっぷを使い、東北方面に向かうところでした。大好きなEF65ブルトレが旅の「前座」となる、ぜいたくなひとときでした。

 

 

両陛下ご成婚30年の報道に接して自分自身やブルトレを振り返ると、年月があっという間に過ぎていったことを実感します。それでも今回ご紹介したEF65 1101(2101)が今も走っているのは、ファンとしてはうれしいところです。

 

 

 

 

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