西鉄バス筑豊では、西鉄バス筑豊管内におきまして、一番見られる塗装であります、画像1の「赤バス塗装(旧一般路線塗装、5878・日産デKL-UA452MAN)」以外にも、画像2にもありますように、「スマートループ塗装(5831・形式同)」も見る事ができております。
これらは、いずれも西鉄の新旧の標準塗装でありまして、実際に見られておりますが、福岡地区からの西鉄本体からの移籍車両が多く見られる同社でもありますので、割合からしますと「赤バス塗装」の割合が多く見られております。それでも、中型車両を中心に純正車両も移籍している車もありますので、比較的新しい車を中心に「スマートループ塗装」も多く見られつつあります。
そんな西鉄バス筑豊では、かつてはこれら以外にも、元グループ会社であった塗装車を見る事ができておりまして、実際に西鉄バス筑豊の各地区で見る事ができておりました。
西鉄バス筑豊は、元々添田交通・嘉穂交通・西鉄バス遠賀(←直方交通)から合併して設立した事業者でありまして、旧添田交通が本社を添田町に、旧嘉穂交通が本社を現在は飯塚市となった旧筑穂町に、旧西鉄バス遠賀(←直方交通)が直方市にそれぞれ本社を持っておりまして、それらも平成15年までに再編により合併、結果飯塚市・田川市・直方市を中心とした福岡県筑豊地区は西鉄バス筑豊の路線となったのでありました。
そのため、西鉄バス筑豊管内では、これら塗装以外にも合併前各社の塗装が存在しておりまして、いずれも西鉄バス筑豊となりましても見られておりました。今回は、過去撮影しました画像から、各社の塗装の車を皆様にご紹介してまいります。
西鉄バス筑豊で見られておりました塗装は(いずれも平成21年撮影)・・・
塗装の3塗装車が以前は見る事ができておりまして、特にこれらの中で最後まで見られておりました旧添田交通の塗装車は平成30年まで見る事ができておりまして、かつてのグループ会社時代の姿を特に偲ばせる事ができておりました。
この3つの塗装は、いずれも西鉄本体からから一度分離子会社化された会社独自の塗装車でありまして、いずれも旧会社時代の名残が出ているのではないかと思います。特に画像4・以下画像の旧直方交通の場合は、フロント・側面にあります「N」のアルファベットから明らかに直方交通であるのが実感できるのではないでしょうか。尚、この塗装はご紹介しておりますように既に全廃に至っております。
また、旧京築交通(→西鉄バス京築)の塗装の場合は、他にも西鉄バス二日市(原支社)で見る事ができておりましたし(現在は全廃)、旧鳥栖交通(現・西鉄バス佐賀(鳥栖支社))でも見る事ができていました塗装でありましたが、旧京築交通の車は事業廃止後にこの西鉄バス筑豊に転属していたため、新たな仲間として上の画像のように加わっておりました。尚、西鉄バス筑豊転属時には6台移ってきておりましたが、その後全廃に至っております。
さらに、他にも1つの塗装車が西鉄バス筑豊内で見る事ができておりました。それが旧嘉穂交通の車でありまして、飯塚地区を中心に運行されておりまして、実質4つの塗装が西鉄バス筑豊内で見る事ができておりましたが、現在はこちらもこの塗装自体全廃されております。
今回は、西鉄バス筑豊で見られました旧グループ会社塗装に関しましてご紹介しましたが、これらの塗装車は、ご紹介しましたように既に全廃となっておりまして、現在この姿を見る事はできません。本当に、西鉄バス筑豊となる前には各社独自の塗装として存在しておりましたが、そう言った姿が見られなくなった事は各社オリジナル塗装を持っていた事からもわかりますようにかつての姿が見られていたのも良かったとは思いますが、残念ながらもう見られないとなりますと、車両自体もそれほど経年に達していた証でもありましたので、そう考えますとこれら塗装も全廃になった事も仕方ないのではないかとも思ってなりません。