神奈川の路線別秘境駅シリーズも、いよいよクライマックスです。

 

今回はJR南武線の秘境駅に訪れました。

 

JR鶴見線とちょっとだけつながっている南武線ですが、川崎と立川を結ぶ路線であるため、東京都内の駅は除外対象となります。

 

それでは、さっそく南武線について少しご紹介しましょう。

 

  JR南武線とは?

 

 

(写真:JR南武線)

 

南武線は、1920年(大正9年)に川崎と稲城を結び、多摩川の砂利を運搬するために敷設された路線でした。

 

その後は貨物線となり、1944年(昭和19年)に国有化され現在の南武線となったのです。

 

南武線の沿線には有名企業が立ち並んでおり、以前は駅名に企業名が入っていましたが現在はなくなっています。

 

川崎駅から東京の立川駅までの26駅と、尻手駅から浜川崎駅までの4つの駅で構成されています。

 

尻手駅から浜川崎駅までの路線は南武支線と呼ばれており、全ての駅が無人駅です。

 

八丁畷駅に関しては、京浜急行との共同使用駅なので無人駅という解釈には該当しないという結論に達しました。

 

ゆえに、八丁畷駅も秘境駅候補からは除外します。

 

 

(画像:南武支線路線図 ©️Google Map)

 

私は浜川崎駅まで行きましたが、秘境駅としてカウントするにはデータがないので除外とさせていただきます。

 

 

(写真:JR浜川崎駅)

 

浜川崎駅に行った理由については後述します。

 

 

(写真:JR南武支線)

 

 

  JR南武線の秘境駅はどこだ?

 

さて、本線に戻りましょう。

 

JR南武線は、川崎から立川までの路線ですが、稲田堤駅と矢野口駅の間に県境があります。

 

矢野口駅から以北は東京都に入るので、秘境駅の候補からは除外します。

 

 

(画像:JR南武線の県境 ©️Google Map)

 

秘境駅の選定材料となった資料は、今回もこちらです。

 

神奈川県交通関係資料集(令和4年度版)

 

それでは、お待たせしました。

 

JR南武線の秘境駅を発表します!

 

ワースト3:宿河原駅(1日の平均乗客数:7,013人)

ワースト2:向河原駅( 同       :6,758人)

 

そして、栄えある南武線の秘境駅は!

 

津田山駅です!

 

 

1日の平均乗客数は3,173人と、ぶっちぎりの少なさでした。

 

 

  津田山駅の周辺には何がある?

 

津田山駅に降りて、まず驚いたのが駅舎の新しさでした。

 

 

(写真:JR津田山駅北口)

 

それもそのはず、津田山駅の北口と南口に自由通路が開通したのは2020年のことだからです。

 

で、津田山駅の案内掲示はこのようになっていました。

 

 

(写真:JR津田山駅 地域案内)

 

かわさき北部斎苑と緑ヶ丘霊園、そして子ども夢パークが案内されています。

 

 

(画像:JR津田山駅周辺地図 ©️Google Map)

 

かなり広大な霊園があるようです。

 

私は行きませんでしたが、この霊園にはドラえもんの著者である藤子・F・不二雄先生もお眠りになられています。

 

南口を降りるとすぐに小学校がありました。

 

そして、気になる”子ども夢パーク”は大きな公園のようです。

 

川崎市子ども夢パーク

 

あとは住宅街と小さな商店があるくらいでした。

 

お子さんがいらっしゃる方には、子ども夢パークは楽しそうですね。

 

私は行きませんでしたが。

 

津田山駅の隣駅は武蔵溝ノ口駅という大きな駅があり、東急線と連絡しています。

 

付近の住民は、みんな武蔵溝ノ口駅に向かう方が多いことから乗客数が少ないのではないかというのが私の予想です。

 

 

  次回はついに最終回!JR鶴見線の秘境駅を訪ねました

 

次回で神奈川の秘境駅シリーズも最終回です。

 

ラストを飾るにふさわしい路線は、JR鶴見線しかないと思います。

 

私が実際に電車に乗り、時には沿線を歩いて秘境駅を探しました。


あの有名な秘境駅の他にも、いろいろ行ってます。


そのために今回の浜川崎駅で鶴見線に乗り換えています。

 

その軌跡をご紹介できることは光栄です。

 

最終回を楽しみにお待ちください。

 

 

それでは、またどこかの駅で✋