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テーマ:鉄道(21805)
カテゴリ:豊肥本線
市ノ川駅(いちのかわえき)は熊本県阿蘇市的石にあるJR九州・豊肥本線の駅です。
1960年(昭和35年)3月、国鉄・豊肥本線の内牧駅~赤水駅の間に新設開業しています。 旅客のみを取り扱い、最初から無人駅だったようです。 この近辺の路線は宮地軽便線として立野駅~宮地駅の間に1918年(大正7年)に敷かれていますので、市ノ川駅が新設開業したのはそれから約40年後になりますね。 単式ホーム1面1線を有する地上駅、無人駅で駅舎は無く、簡易な待合室とトイレがあります。 ”高菜めし”を広めたとされている飲食店のドライブイン「あそ路」がすぐそばにあり、その裏手のような位置に市ノ川駅があります。 ドライブイン「あそ路」は特産の阿蘇高菜を使った”高菜めし”の元祖として観光客にも有名です。 私はちょうどその「あそ路」が開店する前の時間(午前11時前)に市ノ川駅に到着したのですが、開店前にもかかわらずお客さんが列を作って店が開くのを待っていました。 市ノ川駅の2005年度(平成17年度)の1日平均乗車人員は37人と少なく、「あそ路」のお客さんの人数のほうが多いでしょうね。 市ノ川駅のホームの横には自然石の記念碑があるのですが、これは阿蘇町の初代町長で”阿蘇のナセル”と呼ばれた故・川崎義夫氏が国鉄に働きかけこの市ノ川駅が作られたということが書かれてあります。 たしかに市ノ川駅のある場所は、今は”阿蘇市”ですが、阿蘇市は平成の大合併時の2005年(平成17年)に阿蘇町・一の宮町・波野村が新設合併・市制施行して阿蘇市が誕生したもので、市ノ川駅が出来たのは1960年でまだこの場所が”阿蘇町”の頃でした。 阿蘇町の初代町長・川崎義夫氏がどのような人物なのかは詳しくはわかりませんが、”阿蘇のナセル”とその当時のエジプト大統領に例えられるくらいだから優秀な政治家町長だったのでしょう。 もしかしたら、この人がいなかったら市ノ川駅も設置されていなかったかもしれません。 ちなみにエジプト大統領・ナセルがどのような人物かというと、1952年に自由将校団をひきいて王政を倒し、エジプト共和国を樹立しエジプト革命を成功させ、1956年から大統領として独裁的実権を握り、スエズ運河国有化などを実行、第2次中東戦争を戦い、アラブ民族主義の立場からシリアを統合しアラブ連合共和国を樹立、同時に国際的には第三世界のリーダーとしても活躍した人物です。 【中古】Nゲージ マイクロエース A8642 8620型・58654+50系700番台 「SLあそBOY」 4両セット 【A´】 スリーブ傷み メーカーエラー未対策 【中古】 さよなら! SLあそBOY 2005最後の夏 完全保存版/(鉄道) 【中古】afb ミッドナイン・・・Nゲージ/鉄道模型専門ショップ 通販 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.09 14:58:23
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