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しなの鉄道SR1系と北国街道関川関所

しなの鉄道は軽井沢から篠ノ井までのしなの鉄道線と長野から妙高高原までの北しなの線の2路線で運行されている第三セクター路線です。
今回は新潟県の上越方面への移動途中、北しなの線の黒姫から妙高高原間で撮影したSR1系と北国街道の関川関所跡を紹介します。
SR1系は2020年からしなの鉄道で導入を進めている新型車両で、2023年3月18日のダイヤ改正から115系の大半が置き換えられ、訪れた日も3本撮影しましたが、全てこのSR1系でした。
115系はかなり数を減らしているので、乗車や撮影する場合には事前に運行ダイヤを確認しないと出会う確率はかなり少なくなりましたね。
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<SR1系 黒姫~妙高高原①>
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<SR1系 黒姫~妙高高原②>
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<SR1系 黒姫~妙高高原③>
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<妙高山>
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<黒姫山>
訪れた日は朝から霧で視界が悪かったけど、霧が晴れてくると妙高山や黒姫山の神々しい姿が見えてきました。
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<関川関所>
しなの鉄道北しなの線に沿って北国街道が通っており、昔から人の往来が盛んだったところで、関川には関所がありました。
北陸諸大名の参勤交代や佐渡金山の輸送路でもあったため、この関所は重要視されていたそうです。
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<太鼓橋>
駐車場のある長野県側の入り口から太鼓橋を渡り、新潟県側へ入っていくと関所への階段が続きます。
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<関川>
太鼓橋から見る関川は清流で、新緑も綺麗でした。この川は妙高山の麓から直江津港へと流れていきます。
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<関所に続く坂道>
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<きんさん・ぎんさんの座像と手形>
何故か関所の前にきんさん・ぎんさんの銅像が置かれています。
ネットで調べてみたら、関川改修の際に橋の架け替え工事を行い、「長寿橋」と名前がつけられ、佐渡から江戸へ金・銀が運ばれた街道ということで、当時、百歳の双子の姉妹だったきんさん・ぎんさんの銅像が建てられたそうです。
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<御門>
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<関川関所 道の歴史館>
当時の建物は残っておらず、関所跡には関所を模した建物や道の歴史館がありました。
北国街道は江戸時代に重要な街道として位置づけられ、佐渡で採掘された金銀の輸送や加賀前田家を筆頭とする参勤交代、善光寺詣、信州へ塩や海産物、越後には農産物の輸送などで大いに賑わっていたそうです。
北国街道のルートは現在の信越本線(しなの鉄道やえちごトキめき鉄道を含む)や上信越自動車道へと引き継がれていますね。
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<高田藩本陣跡>
北国街道を新潟方面へ進むと高田藩本陣跡があったので、少し立ち寄ってみました。
場所を示す案内板と写真を見ながら、往時の姿を想像するしかないですが、街道沿いの建物も人通りも少なくなり、栄枯盛衰は世の習いと言いますが、この場所にいるとそんな気持ちになります。

<2023年5月21日 撮影>

by hiro7355 | 2023-06-09 12:24 | しなの鉄道 | Trackback | Comments(0)