妙蓮寺駅【神奈川県】(東急東横線。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市港北区南東端に広がる、起伏に富んだ住宅街に位置する東急東横線の駅で、駅のすぐ東には駅名の由来となった妙蓮寺がある、
妙蓮寺駅 (みょうれんじえき。Myorenji Station) です。
 
 
駅名  
妙蓮寺駅 (TY 17)  
 
所在地  
神奈川県横浜市港北区  
 
乗車可能路線  
東急電鉄:東横線  
 
隣の駅  
渋谷方……菊名駅  
横浜方……白楽駅  
  
訪問・撮影時  
2021年7月  
 
 

妙蓮寺駅は相対式ホーム2面2線の地平駅で、各ホームの横浜方の端に駅舎・改札口が設置されています。
改札内に地下通路があり、健常者は行先にかかわらず両方の駅舎・改札口を利用できますが、地下通路には階段しかないため、車いすで電車にご乗車の場合は行先により駅舎を選択する必要があります。
 
写真はメインの駅舎である中央口駅舎です。上り渋谷方面ホームに面しています。北を望む。中央口は事実上の西口とも言えます。
セミオープン構造で、駅前通りに面して出入口がありますが、駅前通りには歩道がありませんので飛び出さないよう注意して下さい。
出入口には段差がなく、バリアフリーに対応しています。また出入口には郵便ポスト、公衆電話、飲料自動販売機があります。
右側には踏切があります。その反対側に後述の東口駅舎や妙蓮寺があります。
尚、妙蓮寺駅には駅前広場が整備されていません。バス停留所は駅西の300m少々北、水道道(横浜市主要地方道85号)沿い、菊名池公園付近にあります(菊名橋停留所)。
 
 

中央口駅前です。西を望む。右手に中央口駅舎が、後方に東口および妙蓮寺方面に通じる踏切があります。
駅西側は狭い道路沿いに市街地が形成され、やや雑然とした街並みです。駅前には妙蓮寺駅前商店街(妙蓮寺ニコニコ会)が形成されており、買い物客や通行人で賑わっています。
駅から離れると住宅街が広がっています。駅周辺が台地に位置するため起伏に富んでいます。
約160m北西には菊名池公園があります。
また、約800m西にはお笑い芸人の出川哲朗さんなどを輩出している私立の男子校、武相中学校・高等学校があります。校内敷地の地下をJRの東海道貨物線(相鉄・JR直通線が走行)のトンネルが通っています。
そした、約1.7km西には横浜市営地下鉄ブルーラインの岸根公園駅がありますが、乗換には適しません。
 
 

中央口駅前です。東を望む。左手に中央口駅舎があります。
駅舎のすぐ東側に踏切があります。踏切の先、正面には妙蓮寺があり、左へ曲がると東口に到達します。
駅西側から車いすで横浜方面電車に乗車する場合は、この踏切を渡って東口へお回り下さい。
 
 

 

中央口改札です。北を望む。後方が出入口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、右から3番目が幅広通路(ワイド改札口)です。窓口に面した左端には狭幅の有人通路(点字ブロック設置)があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
そして改札口を通って階段またはスロープを登ると上り渋谷方面2番線ホームです。スロープの左側には地下道の階段があり、下り横浜方面1番線ホームに通じています。2番線へのスロープを設置したため、階段の幅が狭くなっています。また、中央口から1番線への地下道にはエレベーターがないため、車いすで1番線を利用するには東口改札へ回る必要があります。
トイレと多機能トイレは2番線ホーム沿いに設置されています。AEDは改札を通って右手に設置されています。
尚、妙蓮寺駅構内に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは中央口の約30m西にある「ファミリーマート」になります。
また、2番線ホームにはパン屋の「ブーランジェリー14区」のサテライト店舗がありますが、記事執筆時点(2022年7月)において新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業しているかどうか不明です。本店が中央口の約60m西にあり、こちらはしっかり営業しています。
 
 

 

こちらは下り横浜方面ホームに面して設置されている東口です。上写真は北を、下写真は西を望む。
以前は中央口しかなく、下り線ホームと中央口改札を結ぶ地下通路にはエレベーターが未設置でバリアフリー非対応でしたが、2002年に東口が新設され、妙蓮寺駅がバリアフリー化されました。
駅舎は簡素な平屋建てで、線路・ホームと側道の間の狭いスペースに設置されています。出入口に段差はありません。
また、こちらも出入口が車道に面しているため、飛び出さないよう注意が必要です。
上写真の左側には踏切があり、その反対側に中央口駅舎があります。
尚、東口側にも駅前広場がありません。
 
 

 

東口駅前です。東を望む。
上写真左手、下写真後方に東口駅舎があり、上写真後方に踏切があります。
駅のすぐ東側には駅名の由来となった妙蓮寺があります。
東横線建設が計画された際、妙蓮寺は境内に線路を通す事を許可しましたが、その代替として妙蓮寺駅を設置させた経緯があります。
 
また、妙蓮寺の周りには住宅街が広がっていて、西側と同様、起伏に富んでいますが、西側と違い商店は少ないです。
余談ですが、妙蓮寺を含む駅前(東西とも)の地名(住居表示)は「菊名」です。少し南へ行くと「仲手原」に変わります。
 
 

東口駅前です。西を望む。右手に東口駅舎があり、後方に妙蓮寺の門があります。
踏切の先、右手には中央口駅舎があります。
駅東側から車いすで渋谷方面電車に乗車する場合は、この踏切を渡って中央口へお回り下さい。
 
 

こちらは東口改札です。北を望む。左手に出入口があります。
東口改札は駅員無配置で、代わりに改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり(磁気券にも対応しています)、中央の通路が点字ブロック設置の幅広通路(ワイド改札口)です。左端はインターホン対応通路を兼ねています。
写真後方には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
そして改札口を通ってスロープを登ると下り横浜方面1番線ホームです。上り渋谷方面2番線ホームは、1番線に出て前方にある地下道階段へお回り下さい。尚、車いすで2番線を利用するには中央口改札へ回る必要があります。
トイレと多機能トイレは2番線ホームにしかありません。車いすなどで下り電車にご乗車前に多機能トイレをご利用の場合は、インターホンで駅員にお問い合わせ下さい。一度改札外に出て、踏切を渡って中央口側へ回る形になると思われます。東口にはAEDもありません。
 
 

下り1番線に設置されている建植式駅名標です。電照式かどうか不明です。
東急の標準デザインで、下部のラインは東横線のラインカラー(赤)になっています。
駅ナンバリングも併記されています (TY 17)。
 
 

こちらは上り2番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式と思われます。
 
 

 

妙蓮寺駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。カーブ地点にホームがあります。
右ホーム(東)が1番線で下り横浜方面および横浜高速鉄道みなとみらい線方面、左ホーム(西)が2番線で上り渋谷方面および東京メトロ副都心線方面です。上下線で停車位置が少しずれています(1番線が横浜寄り、2番線が渋谷寄り)。
ホーム有効長は10両分ですが、渋谷方(奥)の2両分は非常用に延伸された部分であり(非常時に10両編成の優等列車が停車した際に対応するため)、普段はこの2両分は柵により立入禁止になっています。ホームドアは通常使用する横浜方(手前側)の8両分に設置されています。
ホーム幅は全体的にあまり広くなく、渋谷方は結構狭くなっています。非常用の2両分は非常に狭いです。
上屋は横浜寄りの4両弱分に設置されています(下り1番線は先頭車両の前寄りが上屋からはみ出します)。雨天時に降車される場合は横浜方の車両にご乗車になって下さい(下り列車の先頭車両にご乗車の場合は後方ドアからお降り下さい)。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室があり、2番線にはトイレ・多機能トイレと「ブーランジェリー14区」(2022年7月時点で休業中)もあります。
横浜寄りには両ホームを結ぶ階段のみの地下道があり、1番線の横浜方の端には東口改札が、2番線の横浜方の端には中央口改札が、それぞれ設置されています。
上写真は2番線より、下写真は1番線より、いずれも渋谷方を望む。
 
 

 

上写真は2番線より、下写真は1番線より、いずれも横浜方を望む。
各ホームとも渋谷方(手前側)の半分以上が雨ざらしです。しかもホーム幅が狭いです。
上屋下部分はホーム幅が若干広くなっています。
 
 

 

いずれも2番線より渋谷方を望む。
柵より先は立入禁止になっています。非常時に10両編成の列車が客扱いを行う際のみこの部分が使用されます。ホーム幅が狭くてホームドアもありませんので、もしここで乗降される事がありましたら、細心の注意を払う必要があります。
また、すぐ先で水道道をオーバーパスしています。その先の左手には小さな保線基地があり、側線が分岐していて上下本線間にも渡り線があります。
この先、起伏に富んだ住宅街の中を北上し、やがて大きく左へカーブして進路を北西に変えますが、今度は大きく右へカーブしてJR横浜線をくぐると主要駅である菊名駅へと至ります。横浜線と乗換可能で、東急新横浜線開業後も妙蓮寺駅から新横浜駅へ行くにはこの菊名駅でJRに乗り換えた方が早いです。
 
 

 

いずれも1番線より横浜方を望む。下写真奥にはランドマークタワーがうっすらと見えます(分かりづらいですが…)。
両ホーム端に駅舎・改札口があり、そのすぐ先に駅前通りの踏切があります。また、1番線の横浜方の端2mほどは立入禁止になっています。
この先、起伏に富んだ住宅街の中を南下し、右へカーブしますが、この右カーブ開始地点の直下を東海道貨物線のトンネルが左右方向(東西方向)に通っています。その後は神奈川区に入り、進路が南西に変わっても住宅街の中を走り続けます。そして最後は左へカーブして、白楽駅へと至ります。東側の駅前が一段高くなっています。橋上駅舎(東口)と地平駅舎(西口)が併設されています。
 
 
あとがき   
私が妙蓮寺駅で下車(乗車)したのは2021年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので撮影しました。各駅停車しか停まらない2面2線の駅で、各ホームの横浜方に駅舎・改札口が設置されています。駅前は住宅街で、西側は狭い道路沿いに商店街が形成されています。一方、東側には妙蓮寺の境内が広がっています。
  
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)または埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線に乗り渋谷駅で下車し、東急東横線下り横浜方面の特急(Fライナー)・急行などの優等列車(『S-TRAIN』を除く)に乗り換えて菊名駅で下車、そして待避している下り各駅停車に乗り換えて当駅下車です。新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線渋谷方面(東横線直通列車)に乗ってもOKです。各駅停車(元町・中華街行き)ですと時間はかかりますが乗換なしで妙蓮寺駅へ到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅へ。横浜線の上り(東神奈川方面)快速or各停に乗り継いで1駅目の菊名駅で下車、さらに東急東横線の下り横浜方面各駅停車に乗り換えて当駅下車です。新横浜駅から近いため、こちらも余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅近くに複数のコンビニがある一方、飲食店はさほど多くなく、気軽に入れるチェーン店は「ケンタッキーフライドチキン」「ドトールコーヒーショップ」くらいでしょうか。まぁコンビニがありますし、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東急東横線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は妙蓮寺駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、配線略図.net、Google地図、Wikipedia)